1.大学・学系における地域貢献について
文部科学省では,2002年度より,自治体と国立大学との将来にわたる真のパートナーシップの確立,大学全体としての地域貢献の組織的・総合的な取り組みの推進を目的に,国立大学における地域貢献を推進しています。
本学においても,地方公共団体等との連携を図るとともに,本学の地域貢献の組織的・総合的な取組みを推進するため,筑波大学地域貢献推進委員会を2002年度に設置しています。
障害科学系では,学系の特徴を活かすために,学系としての地域貢献を進めています。本学系はあらゆる障害に関する研究者集団であることが最大の特徴です。この特徴を活かした地域貢献を考えています。
2.当面の地域貢献について
現在,わが国における障害のある児童生徒の教育では,従来の「特殊教育」から「特別支援教育」への移行が進められています。このような状況に鑑みて,つくば市教育委員会の諸事業に対して,学系の専門性を活かしてサポートします。
 具体的には,つくば市教育委員会が実施する次の3事業をサポートしています。
 (1)文部科学省:「特別支援教育 推進モデル事業(LD・ADHD等総合推進地域)」
 (2)文部科学省:「障害のある幼児の受け入れや指導に関する調査研究」
 (3)つくば市教委:「特別な教育支援を必要とする児童生徒に関するコンサルテーション」
また,文部科学省科学研究費補助金「基盤研究A:インクルーシブ社会実現に向けた包括的支援システム開発」に基づいて,2005年度から2008年度の間,つくば市教育委員会との連携事業として,幼稚園に通園している幼児を対象に,「発達障害に関する包括的アセスメントと支援プログラムの開発」に関する研究に取り組みました。