「とりあえず半歩,踏み出してみる」(先輩たちへのロング・インタビュー,第1回:関谷大輝さん・前編)

新企画として,本カウンセリングコースを修了され,その後各方面で活躍されている方へのロング・インタビューを始めます!

第1回は,カウンセリングコース第16期の修了生で,現在は東京成徳大学・応用心理学部福祉心理学科にて准教授として勤務されている,関谷大輝(せきや・だいき)さんに,本学への入学を思い立ったきっかけや,在籍中に感じたこと,そして,現在の生活にどのように役立っているか・・・などについて,お話をお伺いいたしました。

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入学前の思い

―入学前には,どのようなお仕事をされていましたか?また,心理学やカウンセリングの勉強などもされていましたか?
当時は,横浜市の社会福祉職に勤めていました。心理学,といえば,高校の時から興味はあって,大学でも学んだものの,「研究テーマ」を見つけられるほど深く学べなかった,という感じでしょうか。研究することへの憧れもありましたが,学部卒業後は大学院に進学するよりも,福祉の道へ進むことにしました。

ただ,現場では,いろいろな問題意識を,日々感じていましたね。

―では,入学前しようと思ったきっかけは,どのようなものだったんですか?
え,たまたま(笑)。

―たまたま!?(笑)
そう,たまたまです(笑)。でも,いつか,大学院に行ってみたいという思いは強かったです。

―それは,どうしてでしょうか?
もともと大学院には,漠然と行きたいと思っていて,研究という響きにも憧れがあったので,公務員に就職=ゴールとは思わず,むしろ「これからスタート」くらいに意識していました。でも,結局,悶々したまま3年ほど経っていました。

―社会人になってからの”3年間”って,確かにあっという間ですよね。
ただ,福祉の現場の中には,いろいろな問題があることを感じながら,毎日を過ごしていたんです。そのことは,3年間ずっと,感じていました。

そういった問題を解決したい,という気持ちを感じながら,時には研究の本を買ってみたり,心理学やそれ以外にもいろいろな本,社会学や政策学なども独学で調べてみたりしていましたけれども,現場の問題に対し,どうすればよいかわからずにいながら,悶々としていました。

―なるほど…
そのうち,「これ,悶々としている間に一生がすぎてしまうんじゃないか?」という気持ちが生じるようになったんです。それで,「何とかしなきゃ!」って。
そこで,一度,気晴らしも兼ねて,海外に行ったんです。ハワイだったか,グアムだったか(笑)。

―そうだったんですね!旅先では,どんなことを?
結局,悶々とした気持ちはそのままでしたね。そのうち,海辺で,「このままじゃダメだ」「もういいや,動こう!」と,思ったんです。これが,ある意味,入学を意識した一番のきっかけだったかもしれません。

sekiyasan
筑波大学・東京キャンパス内の一室にて

出願に向けて

―帰国後,入学試験の準備を始められたとか。
そうです。でも,日本に帰ってきて,改めて入試日程を調べてみたら,社会人大学院・カウンセリングコースの出願締め切りの,ほんの数日前でした!
これまで,卒論も書いてなくて,研究計画書の書き方もチンプンカンプンだったけど,とにかく急いで出願書類をそろえました・・・その日の仕事も一日休んで。

―思い立ったが吉日,すぐ行動!というわけですね。
でも,仕事後のボウリング大会は,しっかり行きました(笑)。

―スコアはあえてお聞きしませんが…(笑)。でも,思い切って行動に移されたと。
「今年はダメでも,試験だけでも受けてみよう」と思いながら,でした。
昔に買ったまま,実家に置きっぱなしだった「研究計画書の書き方」の本とか,急いで取りに行ったのを憶えています。深夜でしたね…,インラインスケートで,埼玉の実家までの道を走って帰りました(笑)。それで,何とかぎりぎりに仕上げて,郵便局に駆け込んだんです。

―まるでドラマのような急展開!じゃないですか!
そう,だから,「たまたま」(笑)。どんな先生がいるかも,そのときは良くわかっていませんでしたが,でも,当時,一番勉強・研究してみたかったのはカウンセリングや心理学だったな,と思います。あと,なんとか出願に合わせて,「モチベーション」に関する研究計画を立てた記憶があります。

どうせ無理だと思っていたし,受けられただけ良かった,と思っていたくらいで。だから,「一歩踏み出す,よりも,とりあえず半歩踏み出してみよう」という気持ちでした。

Book1
埼玉まで取りに行った一冊

入試の準備,対策など

―そこからの入試準備や対策は,どのようにされたんですか?
受験勉強はあんまりやってないような気もします(笑)。何年も準備して・・・というわけでもなく。
ただ,過去問をしっかり確認しながら,心理学に関する基礎知識を整理していました。

―決断されてからは,集中的に準備なさったわけですね。
とにかく,基礎知識を詰め込みました。過去問も解いて。
面接のときも,特に練習などはしていませんでしたので,すごく緊張していて,何を話したかはぜんぜん覚えていないくらいで。

そんなわけで,合格発表の日も,あんまり期待せずに仕事帰りに寄ってみただけでした。

―そしたら・・・
自分の番号があった!期待していなかっただけに,本当にうれしかったですね。

インタビュー後編に続きます)

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