カウンセリングコースの学生生活

堀内泰利さん  第18期生 修士(カウンセリング)

 私は、勤務先の企業で社員に対するキャリアカウンセリングやキャリア研修の講師を担当していますが、キャリアコンサルタント養成講座や産業カウンセラー養成講座で学んだものの、心理学やカウンセリングを本格的に学んだことはなく、専門的に学びたいとの思いから筑波のカウンセリングコースを受験しました。筑波での2年間はとても充実したもので、こころから筑波で学べたことを感謝しています。

 筑波のカウンセリングコースの素晴らしい点は、充実した教授陣と教育、福祉、産業と幅広いクラスメートから大いに刺激を受け、学習と研究ができることだろうと思います。刺激に富む充実した授業、先生・クラスメートとの活発な議論、自らの問題意識の掘り下げと研究への取り組みと実に密度の高い学生生活でした。

 1年次は、幅広い分野の授業を受講しながら、自分が研究したいことの検討を進めていき、2年次は、1学期は授業があるもののゼミと研究が中心の学生生活となります。授業は火、木、金曜日の夜(6時20分から9時)および土曜日にあり、夏季休暇と春季休暇には特別講義や集中講義が行なわれます。卒業に必要な単位は1年次でほぼ取得できますが、私はいろいろなことが学びたく、ほとんどの授業を履修しました。全ての授業がとても興味深い内容で、自分の専攻分野の科目はもちろんのこと、仕事とは直接関係のなかった科目もあまり知識がなかったこともありとても新鮮でかつ深く考えさられるものでした。授業での課題発表や議論は様々なバックグランドのメンバーがいるため、多様な視点や見方が共有でき大変有意義でした。また小グループによる課外での課題検討や調査は、皆が時間をやりくりしながら行なったこともありとても懐かしく思い出されます。

 私はこれまできちんとした研究をしたことがなかったため、そもそも研究とは何か、研究の留意点は何か、研究を具体的にどう進めていけばよいのかなどまったく分っていない状況でしたので、果たしてやっていけるのだろうかとの不安がありました。しかし、1年次にカウンセリング研究法、実験研究法、事例研究法、調査研究法、データ解析法などの授業で研究方法について学び、また各自が自分の研究テーマについて発表し先生方からいろいろなコメントやアドバイスをいただく研究演習、2年生の研究発表の聴講などにより、徐々に研究に対する準備と心構えができていきました。1年次の3学期にはゼミが決まり、本格的に研究がスタートしました。当初は、問題意識はあるものの思考が拡散してしまい、研究の方向性やテーマがなかなか定まらず苦労しました。先行研究の調査・レビュー、研究計画策定・決定、質問紙の作成、調査協力の依頼とデータの収集、データの分析、論文の執筆を短期間で行なうのはやはり大変でしたが、苦しみながらも先生方を初め多くの方々からの助力により修士論文を完成することができた喜びはひとしおでした。今後も研究活動を続けていきたいと考えています。なお、筑波のカウンセリングコースでの研究のよい点は、学生の主体的な問題意識やテーマが尊重され、やりたい研究ができることできること、ゼミの指導教授から丁寧に指導していただけること、ゼミの指導教授以外の先生方からもいろいろアドバイスがいただけることではないかと思います。

 仕事しながら大学院で学び研究することは確かに時間的にも、心身的にも大変な面はありましたし、家族サービスもかなり犠牲にしてしまいましたが、筑波での2年間は私にとってとても有意義で貴重な経験でした。クラスメートの皆が同じように感じているものと思います。筑波のカウンセリングコースに是非チャレンジしてください。