カウンセリングコースでの2年間

伊藤美和さん  第18期生 修士(カウンセリング)

私は約11年間、医療・地域・企業の場において仕事をしてきました。

 医療従事者として、また、一人の人間として、成長したいと願い、カウンセリングコースを受験しました。修了後、成長できたか否かは自分ではわかりませんが、人生の転機となったことを実感しています。このコースでのさまざまな出逢いを通し、多くの刺激を受けました。具体的な例として、○○先生のご講義の中で全員が「職場で使用している心理検査」でのプレゼンテーションを実施し、その後の感想文交換を行ったことが挙げられます。18期生は、管理職の方も比較的多く年齢層も少し高かったように思います。私は、30代前半とクラスの中では若手のほうでした。クラスメートのプレゼンテーションから、実力とは一つのことを長年やり続けることなのだと感じました。その結果承認や信頼というものが獲得できるのだと思いました。同じ職種のなかにいるとどうしても同調が促進されてしまいがちに思います。他分野の方々との交流は相互理解の難しさを知るとともに視野を広げてくれる学び多いものでした。

 修士論文作成は苦難もありましたが人の温かみを感じるドラマもたくさんありました。ご指導いただいた△△先生の「神は細部に宿る」という言葉が象徴するように、質問紙を完成するまでに多くの議論と手間と時間をかけました。質問紙を何度も作り直している自分の不甲斐無さに嫌気がさしながらも、不思議と研究の視点をもつ面白さも感じるようになりました。医療従事者がもつバイアスがあることも修論を通し知ることができました。そして、データ分析・論文執筆を通して、自分がテーマの中心に捉えた「健康行動」とは何かを考えなおすことができたように思います。

 働きながら学んだこの2年間は、健康行動がとれないほど忙しくもありましたが、たくさんの恩恵がありました。修了と同時に北の大地で教員として就職することになりました。

 これからがスタートです。ご指導いただいた先生方や調査にご協力いただいた皆様へ感謝の気持ちを忘れずに努力を続けていきたいと思っております。