学校教育相談(School Counseling)

授業時間 : 秋A,秋B  金曜日 7・8時限(隔年開講)
標準履修年次 : 1年次
担当教員 : 藤生英行

授業概要 :

認知行動カウンセリングの視点から、学校教育相談の実際について理解を深める。とくに学校不適応の心理,不登校、いじめ,自殺予防,学校危機介入の課題を取り上げる。
履修学生は,以下のいずれかの授業発表レポートが課される。a.教育相談の対象となる病理について,カプランテキストをもとに資料を作成し他学生に説明する。b.これまで学校現場などで対応してきた事例について報告する。様式は講義中に指定する。

目的・ねらい:

学校教育相談の現代的課題とその解決に向けての実際的な能力の向上をめざす。

評価方法 :

出席状況と課題レポートの総合的評価による。

教材・参考書 :

サドック&サドック 臨床精神医学テキストDSM-IV-TR診断基準の展開 医学書院 ほか

授業計画:

第1週:学校教育相談の構想
第2週:認知行動療法の理論的基盤(うつを取り上げて)
第3週:学校不適応の心理
第4週:不登校の心理(1)
第5週:不登校の心理(2)
第6週:いじめの心理(1)
第7週:いじめの心理(2)
第8週:学校危機介入の考え方(1)
第9週:学校危機介入の考え方-自殺予防を含む(2)
第10週:まとめ

受講生からの感想

・学校教育の現場で発生する様々な問題に対し,理論のみならず,社会動向,実際の現場の様子を含めて再構造化し,どのような対応を行っていくべきかについて,思考を重ねていくことのできる,非常に貴重な経験でした。
・受講生ひとりひとりのミニ・プレゼンテーションもまた,「ストレスの理解と対処」「いじめの心理」「危機介入のあり方」を深く学ぶきっかけとなりました。
・「いじめは,人の可能性を狭めてしまうもの,最終的には命に関わるもの」という言葉が印象に残っています。
・自分の能力を制限しているのは,他ならぬ自分なのだ,ということに改めて気づかされました。
・DSM-5の病理について,各自の発表が割り当てられ,精神病理の理解が進みました。受講生の発表から様々な職種の事例を聞くことができ,自分の事例発表では,凝り固まった自分の視点に別の視点を与えていただき,とても勉強になりました。