大川 一郎 教授

専門領域: 生涯発達心理学・老年心理学,老年臨床心理学,心理アセスメント

研究テーマ:

  • 高齢者の心理にかかわる実証的・実践的な研究
     ・ケアを必要とする高齢者への心理的援助
     ・加齢に伴う知的能力の変化に関する研究
     ・知的能力維持にかかわる日常生活上の要因の検討 他
  • 知能検査の開発および活用に関する研究
     ・田中ビネー知能検査の改訂
     ・検査結果の解釈および活用 他

WEB上で読める論文・業績等(抜粋):

高齢者の知的能力と非標準的な生活経験との関連について(J-STAGE)
青年期以降を対象とした発達研究の動向(J-STAGE)
高齢者をも対象とした知能検査作成に関する予備的研究(1) : 流動性能力の測定を中心として(Tulips-R)

日本学術振興会・科学研究費助成研究テーマ(抜粋)

認知リハビリテーションによる自立高齢者の痴呆予防に関する介入研究(研究代表者)
痴呆性高齢者の認知・前頭葉機能の改善に関する実験的・介入研究(研究代表者)
抑制機能の加齢変化とその可塑性-地域在住高齢者の縦断的調査を通して-(研究分担者)
若年無業者の自立支援・社会参加のための心理教育プログラム開発に関する総合的研究(研究分担者)

担当授業

最近指導した修士論文のタイトル:

  • 学習塾における心理的支援に関する検討
  • 自立型高齢者向け住宅に住み替えた高齢者はどのようにして活動の場 や人間関係をつくっていくのか
  • 役職者の降格に伴う心理的変化に関する研究 ~不本意な降格人事の経験者を対象として~
  • これまでに指導した修士論文のタイトル:

    • 家族介護者に対するヘルパーの果たす役割についての検討
    • 中高年男性が若年無業者支援を行う動機―NPO法人における支援活動に焦点をあてて―
    • 消費者被害に遭う高齢者の心理的要因とその支援について―相談しない傾向の検証―
    • 成年被後見人の傍系親族における代理決定等の行動を規定する要因の検討
    • 高齢期の口腔関連QOLと対処方略に関する検討
    • 知的障害児の連絡帳を通した保護者支援の検討
    • リハビリテーション専門職の社会的共有を阻害する要因
    • 認知症高齢者のBPSDと介護者のストレスに関する研究
    • 働く母親の生活充実感に影響する要因の分析
    • 孫に対する祖父母の期待感に関する研究
    • 中高年期の老いの意識に関する研究―老いへの対処方略と態度形成との関連について
    • 高齢者の意思決定に関する研究―選択逃避と自尊心との関係から―
    • 要介護高齢者を受け入れる途中同居家族のケアマネジメントに関する考察
    • 高齢者の日常生活場面におけるフロー体験(最適経験)
    • 介護保険利用者の生活支援のあり方に関する研究
    • 配偶者との死別経験の適応プロセスと適応への支援に関する研究
    • 高齢者を対象にした生活活動評定尺度(施設版)の開発
    • 高齢者に対する音読・計算による認知リハビリテーションの効果―抑制機能を中心としてー
    • 中年期前期女性の時間的展望とアイデンティティ

    指導中およびこれまでに指導した博士論文のタイトル:

    • 日本人高齢者におけるサクセスフル・エイジングの構造と機能に関する検討
    • ケアを要する高齢者の不適応行動に対する応用行動分析学的介入
    • がん医療における心理臨床家のコンサルテーション・リエゾン活動に関する研究
    • 在宅高齢者における長期の「音読・計算活動」がもたらす変化についての検討
    • 喉頭摘出者の適応を促進する心理的支援の検討
    • 高齢者の社会関係強化をもたらす児童との世代間交流プログラムの検討
    • 働く母親の生活充実感に影響する要因の分析

    学生へのメッセージ:

    以下のような点を念頭におきながら,皆さんと接していきたいと思います。私のこれまでの経験が,皆さんの教育・研究上の手助けに少しでもなれればと,願っています。一緒に学び,考え,研究していきましょう。

    • 実践現場からの問題意識を大切にし,研究レベルで研究計画をたてられる援助をしたい。そのための理論的な整理,先行研究の収集方法,読み方,分析方法の理解,まとめ方等のアドバイスを系統的におこなっていきたい。
    • 目的に応じて適切な実証的な方法論を選択できるようにしたい。量的研究(実験、調査),質的研究にかかわらず,その方法論は「自分のデータをいじってこそ」体得できるものである。
    • 自分の研究の意味を考える姿勢を大事にしたい。論文として自分の研究をまとめる中で,「自分のやっていることの意味」「現場に返した時に何がいえるのか」「この研究の何が大事なのか」など,自分のやった研究の意味合いについて,実践現場や日常生活などの大きい文脈の中で位置づける姿勢は重要である。

    上記の達成のために,個別指導を密におこなっていきたいと思っています。また,大学院においてつくられたお互いの関係性を大事にし,修了後もずっと続くことを願っています。

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