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進路

卒業生の進路

 教育学類は2011年3月に第一期の卒業生を送り出しました。前身である人間学類教育学主専攻と同じく、卒業生は社会のさまざまな分野で活躍しており、それは今後も変わらないものと思われます。

 過去の卒業生の進路をみますと、「就職」が50%程度、「進学」が30%程度、そして、「その他」が20%程度 となっています。「その他」に含まれている学生の多くは、就職や進学の準備をする人たちですが、これらの人たちも次年度あるいは数年の内に、就職あるいは進学を決め、希望する進路先へと進んでいます。

 最近の傾向としては、「進学」が増えていることが挙げられます。進学者の中には大学院の修士課程を修了後、小学校・中学校・高校等の教員として就職していく人が数多く含まれます。また、大学院の博士課程に進学し、大学教員 ・研究者の道を選ぶ学生が多いことも、筑波大学の特徴です。

大学院進学者状況

 大学院進学者の多くは、同じ筑波大学の中で大学院に進んでいます。教育研究科は、2年間の修士課程で、スクールリーダシップ専攻、教科教育専攻、特別支援教育専攻の3つの専攻を置いています(平成24年度4月現在)。人間総合科学研究科は、大学院博士課程で、教育学類に関係の深い専攻・分野には、博士前期課程教育学専攻、博士後期課程教育基礎学専攻および学校教育学専攻、3年制博士課程ヒューマン・ケア科学専攻共生教育学分野の3つがあります(詳細は下記のサイトを参照)。また、大学院進学者の中には、筑波大学の他の研究科等に進学する人もいますし、他大学の大学院へ進学する人もいます。

4年間という短い時間の中で、将来につながる「変化」を起こしてくれるのが、この教育学類です。
教育研究科 教科教育専攻
林 裕行
「卒業したら、すぐに高校の先生になる!」―教育学類に入学した当時、私はそう思っていました。大学院は自分とは無縁なもの、とまで思っていたというのが正直なところです。しかし、教育学類で多くの先生から、色々な角度から教育について学んでいくうちに、実際に教壇に立つ前に、もっと学ぶべきことがあるのではないだろうか、と考えるようになりました。現在は、教育研究科で社会科教育がどうあるべきかということについて、過去の事例を参考に研究を進めています。大学入学当初は、「とにかく先生になりたい」という思いしか持っていなかった私ですが、教育学類での4年間で、自分が将来教えることになる教科について、真剣に向き合う態度が培われました。4年間という短い時間の中で、将来につながる「変化」を起こしてくれるのが、この教育学類です。
教育学類には、大学たりうる深い知を探ることができる場があります。
人間総合科学研究科 教育基礎学専攻
吉田ちひろ
元々学校という場に関心があり、特に教師という存在に注目していました。教師の教え方や接し方は、子どもたちにとって重要だと感じていたからだと思います。その興味は、具体的には将来教師を目指すことに集約されていましたが、高校3年の春、もっと鳥瞰的に教師や学校を考えてみたいと思い、教育学の伝統校である筑波大学を志望しました。入学し授業を通して、教師は教える以外にも多くの仕事を抱え、学校には組織があり(創られ)、教師は組織成員であることなどを学んできました。このような学びは、文献講読はもちろん質の高い議論で構成された授業で行われますが、それを支えるのは研究者である先生方の存在です。教育学類には、大学たりうる深い知を探ることができる場があります。
みなさんもぜひ、入学してから、ご自身の関心にあった対象と方法について、オリジナルなものを見つけてみてください。
人間総合科学研究科 学校教育学専攻
小嶋季輝
「教育学」は、幅広い学問分野です。その研究の対象の広さは、人間科学全体の特徴でもあります。それゆえ、自分の関心が、「教育学」の領域とどこに対応するのか、非常に見えにくくなっています。これは、実際に対象領域・周辺領域を学んで初めて、「自分の居場所」を見つられるようになるのだと思います。私は、現在、教育工学研究室で「学習」について研究しています。これは、教育、特に学習への工学的なアプローチと言えます。このアプローチは、学類時代に自分の関心に照らして、選び取ったものです。みなさんもぜひ、入学してから、ご自身の関心にあった対象と方法について、オリジナルなものを見つけてみてください。学類は、その視点を養う時期だと思います。
教育に対する情熱を持ちながらも、様々な観点から冷静に研究する。そんなスタンスを身につけることができるのが、教育学類での学びだと思います。
人間総合科学研究科 ヒューマン・ケア科学専攻
坂口真康
私は「差別をなくすために教育には何ができるのか」について研究したいと思い、筑波大学に入学しました。そして、その思いは大学における学びの集大成である卒業研究において体現することができたと考えています。私が在籍した人間学類教育学専攻(現在の教育学類)においては、「大学生にそんな大それた研究はできない」という雰囲気はなく、自分が抱いている教育に対する疑問を、思う存分突き詰めることができました。私が現在大学院で行っている研究も、大学入学以前から抱いてきた思いと卒業研究で導き出された成果が土台となっています。教育に対する情熱を持ちながらも、様々な観点から冷静に研究する。そんなスタンスを身につけることができるのが、教育学類での学びだと思います。