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教育計画・設計系列

 授業や学級活動、学校行事など、学校における学習の場は、さまざまな組織や制度に支えられて成り立っています。たとえば6・3・3制や学校の中での学年や学級(クラス)という仕組みがあります。また、学校の教育活動が効果的に行われるために学校では教職員の協力体制や父母・地域住民の参加の仕組みが作られ、自治体の教育委員会は教職員人事や学校への指導を行ったり、予算を配分したりしています。国はこうした活動のための法制度を整備したり、補助金などを通じて支援したりしています。

 教育計画・設計系列では、学校教育をデザインし、支援する活動について研究します。教育の制度、行財政・法制、学校の組織・経営について、理論や歴史、日本や諸外国の制度や実践から学びます。そして、これからの学校教育のデザインと支援を開発・提言・実践できる人材を育成します。

開設授業科目の例

講義科目 演習・実践演習科目
  • 教育制度論
    教育制度の歴史、理念、構成要素など毎回テーマを定めて担当教員がプレゼンテーションをし、その後、参加者全員で検討する。自らが経験してきた教育を相対的に見つめ、教育制度に疑問を持つことを目的とする。
  • 学校論
    学校に関するテキストを読みながら、個人と社会にとっての学校の意味と機能について考察し、これからの社会における学校の在り方と学校改革について検討する。
  • 教育行財政論
    教育行財政の仕組みと改革動向について、イギリスを比較検討の対象としつつ、日本の教育行財政制度の課題を探る。
  • 学校経営論
    学校経営の政策と実践について検討し、今後の学校経営改革の在り方を考える。日本とオーストラリアの比較を行い、学校経営研究に関する国際的視野を育成する。
  • 学校経営論演習
    学校・教室の中で行われている教授・学習活動とそれをとりまく諸条件を経営という観点で捉えながら議論を行う。素材として、いくつかの学校改善の事例をとりあげる。
  • 教育法制・行財政論演習
    日本の1960年代以降の教育関連の裁判事例を概観した上で、どのような争点が扱われ、近年はどのような特徴が見られるのかを、判例を取り上げて検討する。
  • 学級経営実践演習
    博士課程、修士課程の大学院生・研究生等とともに、各自の研究関心や個人研究テーマに関わる報告とディスカッションを行う。また、今進められている教育改革の動向や学校に関わるトピックを取り上げて討議する。以上を通じて、学校をめぐる様々な論点についてディスカッションできるようになるとともに、学校を対象とする研究の意義と方法を理解することをめざす。

卒業研究の例

  • 小学校学級担任と校内の多様な人材との関わりの効果に関する研究
  • 総合大学における教職志望学生の進路選択のプロセスに関する研究 ―3・4年次生と大学院生のインタビューを通して―
  • 自律的学校経営の時代における教育委員会の学校支援の現状に関する研究 ―市町村教育委員会と学校とのコミュニケーションに着目して―
  • 中学校における保護者及び地域住民との連携の意義に関する研究 ―新設された地域運営学校の事例分析を中心に―
  • 学校建築の変容と授業改善の関係性についての一考察 ―教科教室型校舎の中学校の事例分析を中心として―
  • 「小1プロブレム」の解決方法に関する研究 ―新聞記事の分析を通して―
  • 女性教師が校長になりゆくプロセスにみる「転換」に関する研究 ―小学校女性校長のライフヒストリーの分析を通して―
  • アメリカのフリースクール運動におけるデモクラシーの展開
  • 山形県の少人数教育施策における教師の意識変化に関する研究 ―授業改善に対する意識に注目して―
  • 日の丸・君が代問題における政策変容に関する一考察 ―東京都を事例に―