HOME教員への質問紙調査
サービス・ラーニングは学習方法の一つです。そのように考えるとそれは,既に,普段,教員が担当している授業のなかに取り入れられているのかもしれません。「サービス・ラーニング」と呼んでいないだけで行われていることもあり得ます。もし,そうだとすると,人間学群として「サービス・ラーニング」を進めていくうえで,大きな力になります。既にあるものを利用し,体系化していけばいいのですから。人間学群の教員が専門としている教育学,心理学,障害科学は,実社会で行われているヒューマン・サービスと深く関わっています。その関わりの延長で,授業が行われているとすれば,そこにサービス・ラーニングの種子が埋まっていることが期待されます。
サービス・ラーニングの種子は,他のところにも埋まっていそうです。授業以外に目を向けてみましょう。
まずは,研究会の活動です。教員のなかには,研究室を中心に研究会を組織している者がいます。実社会とのつながりのなかで研究会が行われていて,そこに学生が参加していることも考えられます。サービス・ラーニングへの種子は,授業以外の場にも埋まっていそうです。
人間学群の学生たちのなかには,サークルでボランティア活動を精力的にしている人たちがいます。あるいは教員のなかに,そうしたサークルの顧問をしている者がいるかもしれません。サークルの顧問として学生の社会活動に関わっているとしたら,顧問の教員は,サービス・ラーニングの「育ての親」になるかもしれません。
教員は,研究活動を通じて実社会に関わっています。実社会をフィールドに調査に出ていく教員がいます。実社会でヒューマン・サービスの活動をしている教員もいます。学外の方と一緒に研究活動をしている教員,指導的立場で現場に関わっている教員,国や地方自治体の審議会や委員会の委員になっている教員……教員の研究活動は,実社会の現場とつながっています。そうしたつながりのなかで,時に,学生を巻き込む形で協力を求められることがあります。「お手伝いをしてくれる学生さんはいませんか」「○○について考えているのですが,交流してくださる学生さんはいませんか」……そのような頼みを受けることが時々あります。こうした出来事も,サービス・ラーニングの種子と言ってよいでしょう。
このプロジェクトでは,平成19年11月に人間学群の担当教員を対象に,「サービス・ラーニングの種子」を探す調査を実施しました。
「人間学群におけるサービス・ラーニングに関する調査」調査票はこちら
教員に尋ねたのは,次の質問です。
教育学類11名,心理学類6名,障害科学類12名,計29名の教員から回答が寄せられました。
各質問について寄せられた回答をまとめてみました。