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学生の体験談

1.障害学生支援室

私は大学1年生のときに聴覚障害をもった友人と出会ったことをきっかけに,障害学生支援を始め,現在は主に聴覚障害領域と運動障害領域で支援活動をしています。また,支援活動はしていませんが,視覚障害領域には知り合いがいるので,ちょっとした支援や補助の経験もあります。

支援内容は障害特性に応じて異なります。視覚障害は文字情報から音声データや点字のデータへの変換や移動の補助,聴覚障害は音声情報から文字情報への変換,運動障害は移動の補助を必要とする人から文献複写の支援などニーズは多様です。

私自身,障害学生支援に関わるようになり,成長することができたと感じています。日常生活での知見が広がり,またバックグラウンドの違いから考え方の違いが生まれることを知り,物事に対する考え方の幅が広がったように思います。他にも学内外の方々への啓発活動は,多くの方に障害について理解を深めていただくため,私も改めて勉強しなおすなど,非常に学ぶことが多かったです。

最後に,私の考える支援とは「ちょっとした」気配り,配慮から始まるものだと思います。

人間学類 4年 有井 香織

私は,大学に入学してから,聴覚障害学生への講義の情報保障を始めました。聴覚障害学生への情報保障とは,講義における音や声を文字や手話に変えて,聴覚障害学生に伝えるというものです。聴こえる学生と同等の情報を得るためには,この情報保障が必要になります。

この活動を始めて,様々な聴覚障害学生とふれあうことができました。障害のある学生と関わったことの無かった私にとっては,とても新鮮な体験でした。彼らは,講義の内容のみを知りたいのではなく,講義の雰囲気や周りの学生の反応,先生と学生のやりとりなども知りたがっているのです。情報保障によって,聴こえる学生と同等の情報をリアルタイムに得て,聴覚障害学生が「講義に参加している」という意識を持つ事が出来る,という話を聞いて,さらに活動に積極的に取り組むことができました。また,これからは,多くの学生を募りながら,聴覚障害学生の講義参加の意識や授業内容理解なども促進していきたいと思っています。

人間学類 3年 茂木 成友

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2.教育インターンシップ基礎論・実践演習

私はボランティアサークルの活動で土浦市内の中学校を訪問し,総合的な学習の時間の補助と放課後補習を週一回のペースで行っているので,ある程度の「現場」は理解しているつもりでいました。しかし,その理解がいかに浅はかなものであるということ,同じ学齢期の生徒でも同じ学校種の学校でも同じものはないということを深く認識する機会に恵まれました。(中略)初日のそれ以外の授業や,2日目の授業では,同じクラスでも教師によって雰囲気がガラッと変わることや,教師の性別によっても生徒の対応が変わることに気付きました。また,体育の授業を見ることができたのですが,座学で私語が目立った生徒が一様に静かになり,教師の話をしっかりと聞き,体育の授業に真剣に取り組んでいたのがとても印象的でした。

今回のインターンシップを通して,学校・教室による違い(勉強の進度,生徒の学ぶ姿勢,教師の教える姿勢など)が大きいこと,学校現場がいかに大変な職場であることを実感することができました。自分自身,教員を志望する気持ちがあり,たとえ教員ではなくても教育に携わろうと考えていますので,これからもこのような機会を有効に活用して,「現場」を一つでも多く体験していこうと考えます。

今回のインターンシップ実践演習の授業では,特に初日の社会科O先生が印象的だったので,そのことについて感想を述べていきたい。彼の授業を見ていて学んだことは大きく分けて次の三つだ。

まず,どのような条件で授業がうまくいくのか,ということである。うまくいく授業というのは抽象的だが,ここでは,授業者が用意した教材が最大限効果を発揮し,生徒が積極的に授業に参加しており,教室に活気がある状況と考えたい。(中略)教育技術も重要であるが,やはり生徒と教員の間に人間関係がしっかり出来上がっていると,授業がうまくいくことを実感した。

また,社会科(今回は中でも歴史)の授業の在り方についても学ぶところが多くあった。往々にして語られる歴史の授業に対する批判は,「私たちの生活と何の関係があるの」「暗記ばかりで面白くない」というものである。(中略)そうした生徒たちの考えに対して,授業はどのようにして応えることができるのか。その糸口がO先生の授業にはあった。

そして,最後に考えさせられたのが,教材の用い方である。(中略)この点でも,O先生は適材適所でバランスよく様々な教材を用いていて勉強になった。自分たちの考えを書かせる際には自分のペースで自分らしく作り上げられるノート,画像やアニメーションはスクリーンで,図式化して全体を掴ませないといけないところはプリント,という風に非常に考えられていたのが印象的だった。

今回この実習で「けやき広場」を訪問して感じたことが大きく三つあります。

まず,子育てを支援するというシステムが,こんなに充実した場所を作り上げていることに驚きました。実習へ行く前にI先生と直接お話しする機会があり,その時に,先生が取り組んでいらっしゃる子育て支援のシステムである「かるがも・ねっと」についてお話を伺う機会に恵まれました。(中略)実際に見たことがなく,自分には現実性の乏しい内容に感じました。しかし,実際に「けやき広場」を訪問して,職員の方やお母さんたちが育児について話している場面や,資料としていただいた月の予定表,そして,親子で触れ合える場を提供するための親子遊びの時間があるのを見て,本当の支援の場を見ることができたなと感じました。

次に大きく感じられたことは,母親という存在の大きさというか,やはり,子どもにとっては母親が一番なのだなということです。2日間の中で多くの子どもたちと遊びましたが,まだ1歳前後という子どもたちが多く,自分がずっと一緒に遊んでいても,何かあるとお母さんのところへ行ってしまうということが多くありました。(中略)特に,生まれたばかりの赤ん坊の子ども二人連れのお母さんと関わる機会が長かったです。下のお子さんがまだ小さく,寝かしつけるために授乳するために上のお子さんから目を離すことが多く,他の人に見てもらえることもあって,「けやき広場」に来ているという話をしてくれました。上のお子さん自体もそれに慣れているようで,私たち実習生や職員さんと楽しそうに遊んでいる姿が印象的でした。

最後に,これが一番強く感じたことですが,子どもたちがとてもかわいかったです。もともと子どもは好きで,高校生の時に小学校にある学童保育にお邪魔して,一緒に遊ぶことの経験があったのですが,今回のように0~2歳の子どもたちと遊ぶということは初めてでした。(中略)2日目の終わりに,生後半年ぐらいの赤ちゃんを,お母さんの許可を得て抱っこさせてもらえました。その時,「こんなに赤ちゃんって重いんだな,あったかいんだな」ということを感じました。命を預かった感覚だと思います。(中略)大事な経験だったと思います。

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