教育プロジェクトとしての取り組み(2007年度)

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文献の収集


サービス・ラーニングの理論

Billing, S. H., & Furco, A. (Ed.). (2002).
Service-Learning through a Multidisciplinary Lens.
Greenwich, CT: Information Age Publishing.

“Advances in Service-Learning Research”シリーズの一巻。サービス・ラーニングは様々な専門教育に導入が可能であると考えられている。その際に重要となるのが「学際的(multidisciplinary)」という視点であるが,それは実践の中でどのように具体化されるのか。それに対するヒントが,本書には数多く載せられている。

Billing, S. H., & Waterman, A. S. (Ed.). (2003).
Studying Service-Learning: Innovations in Education Research Methodology.
Mahwah, NJ: Lawrence Erlbaum Associates.

本書は,これからサービス・ラーニングを研究しようとする大学院生に対して,サービス・ラーニングの研究領域にはどのようなものがあるかを提示している。サービス・ラーニング研究の射程の広さを知ることができるとともに,アメリカにおける研究方法論の確かさを認識することができる。

Boyle-Baise, M. (2002).
Multicultural Service Learning: Educating Teachers in Diverse Communities.
New York: Teachers College Press.

『多文化的サービス・ラーニング』というタイトルが刺激的な本書は,教師教育とサービス・ラーニングの関係性を理解するのに役立つ。サービス・ラーニングを通して教師自らが多文化社会アメリカを理解していく様子がよく理解できるため,多文化教育の文献としても大変意義のある好著である。

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Calderon, J. Z. (Ed.). (2007).
Race, Poverty, and Social Justice: Multidisciplinary Perspectives
through Service Learning.

Sterling, VA: Stylus publishing.

“Service Learning for Civic Engagement Series”の一巻。現代的課題をサービス・ラーニングで如何に取り扱うかを議論するこのシリーズの中で,本書では特に「社会的正義(平等)」に焦点を絞り,その具体的な方法が示されている。大学教育を中心に議論が展開されている。

Casey, K. M., Davidson, G., Billig, S. H., & Springer, N. C. (Eds.). (2006).
Advancing Knowledge in Service-Learning: Research to Transform the Field.
Greenwich, CT: Information Age Publishing.

“A Volume in Advances in Service-Learning Research”シリーズの一巻。サービス・ラーニングの最近の動向(特に大学教育における)を知ることができる。具体的には,本書は,「サービス・ラーニングと市民的関与」「サービス・ラーニングへの国際的視点」「サービス・ラーニングのインパクト」の三つの課題を中心に編まれている。

Claus, J., & Ogden, C. (Ed.). (1999).
Service Learning for Youth Empowerment and Social Change.
New York: Peter Lang Publishing.

日本ではサービス・ラーニングとボランティア学習の接点がよく議論される。しかし,サービス・ラーニングの可能性はそれだけにとどまらない。本書が指摘するように,サービス・ラーニングには,若者の権利意識を高揚させること,結果として若者を社会変革の担い手へと育て上げることの可能性が潜む。公民教育としてのサービス・ラーニングのあり方を考える際の必読書である。

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Furco, A., & Billing, S. H. (Ed.). (2001).
Service-Learning: The Essence of the Pedagogy.
Greenwich, CT: Information Age Publishing.

“Advances in Service-Learning Research”シリーズの一巻。サービス・ラーニングの研究方法に言及した本書では,特に教授学(pedagogy)に焦点を絞り,理論研究或いは調査研究としてサービス・ラーニング研究と進めるとしたらどのような研究が可能となるかを説明している。

Hamner, D. M. (2002).
Building Bridges: the Allyn & Bacon Student Guide to Service-Learning.
Boston, MA: Allyn & Bacon.

教科書編集などを数多く手がける出版社Allyn & Bacon社による,大学生を対象に作成したサービス・ラーニングの入門書。サービス・ラーニング関連のウェブサイトを数多く紹介しているので,日本でこれからサービス・ラーニングを研究しようと考えている大学生・大学院生にとっては,貴重な情報源になると考えられる。

McLaughlin, L. L. (2004).
Service Learning a Teaching Design.
Bloomington, IN:AuthorHouse.

本書では,サービス・ラーニングの文献を丹念に辿りながら,サービス・ラーニングの研究領域・実践領域を端的にまとめている。69頁とコンパクトにまとめられているので,大学生・大学院生がこれからサービス・ラーニング研究を始めようと思った時の入門書として大いに役立てることができる。

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Root, S., Callahan, J., & Billig, S. H. (2005).
Improving Service-Learning Practice: Research on Models to Enhance Impacts.
Greenwich, CT: Information Age Publishing.

“A Volume in Advances in Service-Learning Research”シリーズの一巻。サービス・ラーニングの最近の動向(特に大学教育における)を知ることができる。特に編著者に名を連ねている方々は教師教育に造詣が深い人が多いので,教師教育に言及した箇所は一読の価値あり。

Speck, B. W., & Hoppe, S. L. (2004).
Service-Learning: History, Theory, and Issues.
Westport, CT: Praeger.

本書では,サービス・ラーニングの「歴史」「理論」「課題」が端的にまとめられている。特に「理論」の箇所で提示されたサービス・ラーニングの三つのモデル,すなわち,「慈善型」「市民的関与型」「共同体主義型」はサービス・ラーニングの多様性・相違性を理解する上で役立つ枠組みである。

Stahly, G. B. (Ed.). (2007).
Gender Identity, Equity, and Violence: Multidisciplinary Perspectives through Service Learning.
Sterling, VA: Stylus publishing.

“Service Learning for Civic Engagement Series”の一巻。現代的課題をサービス・ラーニングで如何に取り扱うかを議論するこのシリーズの中で,本書では特に「ジェンダー」に焦点を絞り,その具体的な方法が示されている。大学教育を中心に議論が展開されている。

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Stanton, T. K., Giles, Jr. D. E., & Cruz, N. I. (1999).
Service-Learning: A Movement's Pioneers Reflect on Its Origins, Practice, and Future.
San Francisco, CA: Jossey-Bass.

本書は,サービス・ラーニングのパイオニアと目される人々に対するオーラル・ヒストリー研究に基づいて,サービス・ラーニングの「起源」「実践」「可能性」の特質を明らかにしようとするユニークな書誌である。

Welch, M., & Billig, S. H. (2004).
New Perspectives in Service-Learning: Research to Advance the Field.
Greenwich, CT: Information Age Publishing.

“A Volume in Advances in Service-Learning Research”シリーズの一巻。サービス・ラーニングの最近の動向(特に大学教育における)を知ることができる。“K-H”という用語が随所に出てくるが,これはサービス・ラーニングを幼稚園(Kindergarten)から大学教育(Higher Education)までの一貫教育として捉えようとすることを意味する。その発想そのものからも学ぶことができる。

Wilczenski, F. L., & Coomey, S. M. (2007).
A Practical Guide to Service Learning: Strategies for Positive Development in Schools.
New York: Springer Science+Business Media.

学校心理士やスクール・カウンセラーのために書かれた,サービス・ラーニングの理論書・実践書。学校の中ではそれまで別個に取り扱われてきた社会的学習(Social Learning)・情緒的学習(Emotional Learning)・キャリア学習(Career Learning)・学問的学習(Academic Learning)の四つの学習が,サービス・ラーニングを通して統合されるという立場に立つ。

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