音声・言語障害学

音声・言語障害学は、ヒト固有の能力である音声波を介したコミュニケーションである言語活動の仕組みの解明とその障害を扱う学問領域である。
生理学や病理学、言語学のなかでも特に実験音声学、また工学的なアプローチとしての音響科学、そして心理学のなかでも、とりわけ神経心理学や言語心理学な ど在来の確立された学問体系での研究手法を駆使して行われる典型的な学際領域であり、固有の学問体系としては、比較的新しいものに属する。
対象とする疾患ないし障害は、乳幼児期の言語発達遅滞から、学童期に至る構音障害、また先天性奇形としての口蓋裂言語などがあり、心理的な側面からの吃音へ の援助などもその対象である。従来は、病院で扱われることが多かった音声障害や、脳血管障害に基づく嚥下障害や失語症なども研究の視野に入る。

准教授 宮本 昌子 [MIYAMOTO Shoko]