行動神経科学:神経系と行動 (CC22031)

( Bahavioral Neuroscience: Nervous System and Behavior )

授業時間: 秋AB 金曜日3・4時限
担当教員: 山田 一夫 , 一谷 幸男
単位数: 2.0
履修年次: 2
授業概要: すべての心理現象の源である脳および神経系について、その構造や機能の基本的な事項を学ぶ。また学習・記憶、睡眠、生体リズム、薬物依存などの生理学的・生化学的基礎について、その研究方法や研究成果を学び、心の働きについての理解を深める。
受講対象者:  
授業内容: 行動神経科学の概要と基本的な研究方法について学んだ後、脳の構造と機能について、神経解剖学、神経生理学、精神薬理学における基礎知識を習得する。さらに具体的な行動現象として、生体リズム、睡眠、精神疾患および学習・記憶について基礎知識と最新の研究知見について講義する。
評価方法: 学期末に行う筆記試験により評価する。
教科書:  
参考書: 「実験心理学の新しいかたち」廣中直行(編)誠信書房 2004
「ピネル バイオサイコロジー」佐藤敬ら(訳)西村書店 2005
授業計画: 第1回 行動神経科学の概要と研究法
1-1 行動神経科学、生理心理学と心理生理学の関係
1-2 破壊法、刺激法、電気的活動記録法、生化学的測定法、画像診断法

第2回 神経解剖学の基礎
2-1 中枢神経系と末梢神経系
2-2 ニューロンとシナプス

第3回 神経生理学の基礎
3-1 静止電位、活動電位
3-2 EPSP、IPSP
3-3 イオンチャネル
3-4 時間的加重、空間的加重

第4回 精神薬理学の基礎
4-1 アゴニスト・アンタゴニスト
4-2 様々な向精神薬の作用機序
4-3 薬物依存の動物モデル

第5回 生体リズム
5-1 ウルトラディアンリズム、サーカディアンリズム、日内リズム
5-2 体内時計、フリーラン、同調因子
5-3 時差ぼけ、内的脱同調

第6回 睡眠
6-1 睡眠段階、レム睡眠、ノンレム睡眠
6-2 睡眠—覚醒に関わる脳内メカニズム
6-3 夢の理論

第7回 精神疾患の生物学的基礎1
7-1 うつ病
7-2 統合失調症

第8回 精神疾患の生物学的基礎2
8-1 不安障害 
8-2 心的外傷後ストレス障害

第9回 学習・記憶1
9-1 記憶の生物学的基礎
9-2 長期増強
9-3 グルタミン酸とアセチルコリン

第10回 学習・記憶2
10-1 動物を用いた様々な記憶実験