神経心理学 (CC26051)

( Neuropsychology )

授業時間: 秋AB 木曜日1・2時限
担当教員:  
単位数: 2.0
履修年次: 2
授業概要: 人間の脳損傷によって生じうる認知・行動・感情などの障害(高次脳機能障害)を詳しく紹介し,それらの障害からどのような心理学的・認知神経科学的メカニズムが明らかになるか解説する。
受講対象者:  
授業内容: こころの働きと脳がどのように関係しているかを明らかにしようとする「神経心理学」を概説する。人間の脳損傷によって生じうる認知・行動・感情などの障害(高次脳機能障害)を詳しく紹介し,それらの障害からどのような心理学的・認知神経科学的メカニズムが明らかになるか解説する。
神経心理学的障害に関する評価方法や認知リハビリテーションなどの介入方法の基礎,さらに健常者を対象としたニューロイメージングなどによる知見も取り上げたい。
評価方法: 出席状況ならびに期末筆記試験成績を総合して評価する。
教科書: 使用しない。資料を配付する。
参考書: 適宜紹介する。
授業計画: 1. 神経心理学の目的と方法
2. 脳の解剖学的基礎
3. 知覚・認知(1) 視覚性失認
4. 知覚・認知(2) 聴覚性失認,触覚性失認
5. 空間 半側空間無視
6. 身体 身体失認
7. 行為 失行
8. 行為 行為制御障害
9. 記憶(1) 短期記憶障害,ワーキングメモリ障害
10. 記憶(2) エピソード記憶障害,意味記憶障害,手続き記憶障害
11. 言語(1) 失語
12. 言語(2) 失読,失書,計算障害
13. 脳の側性化(半球優位性)
14. 注意
15. 遂行機能
16. 社会的認知
17. 感情
18. 意欲・動機づけ
19. 精神医学・臨床心理学と神経心理学 認知-感情-社会神経科学(1)
20. 精神医学・臨床心理学と神経心理学 認知-感情-社会神経科学(2)
備考: 高次脳機能障害,認知症などはもちろん,高齢者の認知機能低下,精神疾患における心理機能異常,神経発達症,「心理学」のバイオロジカルな基盤に関心のある学生の受講も期待します。 
 心理学の中でみると基礎と臨床の境界領域であり,心理学と脳神経科学,心理学と医学・医療の境界領域でもあります。知的好奇心旺盛な姿勢を期待します。