2.連邦の補助金プログラム

1.で述べた連邦の補助金プログラムが、Jacob K. Javits Gifted and Talented Students Education Grant Programである。このプログラムの主 眼点は、従来の英才教育プログラムで十分に扱われなかった生徒(経済的に 不利であったり、英語が堪能でなかったり、障害をもつ生徒)を対象とする ことである。従って補助金は、以下に示す2つの優先事項に基づいて提供さ れる。


(1)英才教育制度では十分に対象とされない生徒を処遇する“スケー ルアップ”モデルと開発を支援すること。

(2)英才児のためのサービスを改善する州と学校区の取り組みを支援すること。

アメリカ教育省は、これらの優先事項に基づいて、州教育委員会、地方学 校区、高等教育機関、他の公的機関、他の私立機関から提出された申請を審査 する。その後、州教育委員会、地方学校区、高等教育機関、他の公的機関、他 の私立機関と契約を結び、補助金を提供する。2003年会計年度に教育省は105の 申請を受けた。審査の結果、アメリカ教育省は、7の申請に対し、合計して 8,170,000ドルを提供した。(2004年度は資金不足のためにJavits grant competition は行われていない。資金は2003年に提出された、質の高い計画に分配された。)

3.No Child Left Behind法制定後の州による英才教育制度の動き

トップページへ