3.実施された英才教育サービス

1996年から2002年の間の、英才教育サービスへの資金は、 以下の4つの事項に分けられた。そのうち最初の3つで83% を占め、主として高校2,3年生を対象とする。


(1)大学との二重学籍:少なくとも平均Bレベル以上の成績である、 優秀な高校2,3年生が、州立大学において授業料免除で科目を履修 できるものである。このプログラムは、おおよそ毎年1,000,000ドル 〜1,780,000ドルで、州の資金提供によった。

(2)毎年の自由競争による補償金プログラム:高校でのアドバ ンスト・プレイスメント(*)課程と収入の低い生徒を扱うミドルスク ールでの上級の学習課程の拡大を目的とする。このプログラムは、合計 して毎年おおよそ500,000ドル〜630,000ドルであり、州と連邦の連合資 金から提供された。

(3)アドバンスト・プレイスメント(*)試験を受ける収入の低い 生徒のための授業料減額プログラム:毎年の経費は、そのプログラムを利 用する生徒の数によって異なる。連邦資金の30,000ドル〜50,000ドルがマ サチューセッツ州では毎年使われている。

(4)毎年の自由競争による補償金プログラム:主として初等中等学校 の英才教育制度を目的とする。この自由裁量によるプログラムは1996年から 2001年までそれぞれの年に、合計しておおよそ438,000ドルであり、州の資金 によってのみ提供された。

(*)アドバンスト・プレイスメント(AP: Advanced Placement)は、 民間教育団体によって実施される試験(AP試験)とそれに照準を合わせた ハイスクールでの授業を組み合わせた制度である。一年間の授業履修後、 全米統一のAP試験において基準点(3点)以上を得た生徒は、大学進学後に、 当該科目の単位をその大学から受けることができる。

4.二重学籍プログラム

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