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第17回大会(2019)

第17回大会の模様



第17回大会プログラム

(1)日時

2019(平成31)年3月9日(土) 9:30~17:10

(2)会場

筑波大学附属中学校・高等学校

〒112-0012 東京都文京区大塚1-9-1

地図:筑波大学附属中学校・高等学校

東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅下車 徒歩10分
東京メトロ有楽町線 護国寺駅下車 5番出口より徒歩8分

(3)共催

筑波大学 人間系

(4)大会日程

受付 9:30 - 【 育鳳館入口 】
開会式 9:50 - 10:00 【 育鳳館 】
自由研究発表 10:00 - 12:00
第1分科会
第2分科会
【 附属中学校1階3年1組 】
【 附属中学校1階3年3組 】
※ 個人発表:発表20分、質疑 5 分
昼食 12:00 - 13:30
理事会 12:15 - 13:20 【 附属中学校2階会議室 】
総会 13:30 - 14:10 【 育鳳館 】
シンポジウム 14:20 - 17:00 【 育鳳館 】
閉会式 17:00 - 17:10 【 育鳳館 】
懇親会 17:30 - 19:00 【 桐陰会館 】

(5)自由研究発表

第1分科会
1.10:00-10:25

学校段階区分の変革に伴う教育環境整備の財源
-米国フィラデルフィア学区に焦点をあてて-

星野真澄(筑波大学)

2.10:25-10:50

プロジェクト授業の中の「ヘンティッヒ・パラドックス」(Hentig-Paradoxon)
―グロックゼー学校にみられる授業の政治化から個人化への変容過程-

田中怜(筑波大学大学院)

3.10:50-11:15

1960~70年代前半の中学校における自治活動
―弘前大学教育学部附属中学の事例―

篠塚明彦(弘前大学)

4.11:15-11:40

学校数学における定義と定義活動に関する一考察
―事例分析を通して―

村田翔吾(筑波大学大学院)



第2分科会
1.10:00-10:25

中学校数学科空間図形におけるねじれの位置と回転体に関する一考察

砂田大樹(筑波大学大学院)

2.10:25-10:50

学校数学における代数的構造の理解に関する一考察
―図形の合同変換に焦点を当てて―

栗原和弘(筑波大学大学院)

3.11:15-11:40 

昭和のサイエンス
―身の回りにあったものを教材とした理科の実験-

荘司隆一(筑波大学附属中学校)


(6) 公開シンポジウム

1.テーマ:

新高等学校学習指導要領告示後1年を振り返り、今後の課題を探る

2.趣 旨:

2018年3月に高等学校の新学習指導要領が告示された。そこでは、未来社会を切り拓くための資質・能力の育成を具体的に示せるよう、以下の内容項目を中心に見直された。

(1)知識の理解の質を高め資質・能力を育む「主体的・対話的で深い学び」の実現
(2)各学校におけるカリキュラム・マネジメントの確立
(3)教科・科目構成の見直し

 たとえば、(1)では、知識及び技能の習得と思考力、判断力、表現力等の育成のバランスを重視する現行学習指導要領の枠組みや教育内容を維持した上で、知識の理解の質をさらに高め、確かな学力を育成することが強調された。(2)では、学校全体として、教育課程に基づく教育活動の質を向上させ、教科等横断的な学習を充実させ、学習の効果の最大化を図るカリキュラム・マネジメントを確立する必要性が叫ばれた。さらに、教育課程の在り方として、社会と共有し、連携する「社会に開かれた教育課程」を目指すことも強調された。(3)では、国語科、地理歴史科、公民科等で科目の再編・新設がなされた。また、共通教科「理数」が新設され、生徒が科学的な探究を深めることができる科目を目指し「理数探究基礎」及び「理数探究」が置かれた。

 そこで、本シンポジウムでは、これら3点を中心に新高等学校学習指導要領告示後の1年間を振り返り、新たな課題を探ることとした。さらに、本シンポジウムでは、(1)〜(3)の内容を踏まえた上で、高大接続改革についても議論したい。特に、高等学校教育を含む初等中等教育改革と大学教育改革、そして両者をつなぐ大学入学者選抜改革の一体的改革の動向と課題についても触れたい。

 今期の高等学校学習指導要領改訂において、何が変わったのか、そして変わらないものは何なのか。附属学校の実践現場の中、及び、教育課程や大学入試の作成現場の中から明らかにしていきたい。そして、それらを基に、今後われわれが検討すべき課題の射程を鮮明にしたい。

3.パネリスト・司会:
◆パネリスト

大杉住子(独立行政法人大学入試センター 審議役(併)試験・研究統括補佐官)
『新学習指導要領の方向性と大学入学共通テストで問いたい力』

奥村準子(筑波大学附属高等学校 教諭)
『高等学校国語科における「主体的・対話的で深い学び」-新科目の編成と課題-』

梶山正明(筑波大学附属駒場中学校・高等学校 中学副校長)
『新教科・科目「理数探究」への期待と課題―高校に「探究」は根付くのかー』

三橋浩志(文部科学省 教科書調査官)
『“正しい”教科内容とは何かー社会科教育を事例にー』

◆司会:筑波大学人間系 片平克弘
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(2012年12月3日より)