第15回大会(2017)
第15回大会の模様
第15回大会プログラム
(1)日時
平成29年3月4日(土) 9:50-17:10
(2)会場
筑波大学附属坂戸高等学校 B館2階、3階
東武東上線「若葉駅」東口出口から徒歩約8分
(3)大会日程
受 付 | 9:30 - | |
開会式 | 9:50 - 10:00 | 【総合実習多目的室】 |
自由研究発表 | 10:00 - 12:00 | |
第1分科会 第2分科会 |
【セミナー室】 【CALL教室】 |
|
昼 食 | 12:00 - 13:30 | |
理事会 | 12:15 - 13:20 | 【ビジネス実践室】 |
総 会 | 13:30 - 14:10 | 【総合実習多目的室】 |
公開シンポジウム | 14:20 - 17:00 | 【総合実習多目的室】 |
閉会式 | 17:00 - 17:10 | 【総合実習多目的室】 |
懇親会 | 17:30 - 19:30 | 【はちや】 |
* 個人発表:発表20分、質疑5分
* 共同発表:発表25分、質疑10分
(4)自由研究発表
第1分科会
司会 渡邉 隆昌(筑波大学附属駒場中・高等学校)
1. 10:00-10:25
教育学における規範問題(Normproblem)の学理論的展開と超越論的批判による転回
―1970年代ドイツの超越論的批判教育学による正当化問題(Legitimationsproblem)を手がかりに―
平岡秀美(筑波大学大学院)
2. 10:25-10:50
高校入試制度における全県規模の学力テストの必要性に関する研究
―業者テスト「追放」後の高校入試制度の動向に焦点を当てて―
岡安翔平(筑波大学大学院)
3. 10:50-11:15
インターンシップ実習後の感想文のテキストマイニング分析
加藤勇之助(大阪体育大学)
4. 11:15-11:40
『鑑賞文選』『綴方読本』の検討
飯田和明(宇都宮大学)
(11:40-12:00 まとめ)
第2分科会
司会 大塚 慎太郎(敬愛大学)
1. 10:00-10:25
学校数学における代数的構造の学習指導のための教材の構成に関する一考察
―数の拡張場面に焦点をあてて―
栗原和弘(筑波大学大学院)
2. 10:25-10:50
中学校数学科におけるメタ数学を視点とした教科内容の分析
―負数の乗法を事例として―
村田翔吾(筑波大学大学院)
3. 10:50-11:15
或る合同授業から算数・数学の連携を考える
井上正允(元佐賀大学)
(11:15-12:00 まとめ)
(5) 公開シンポジウム
1.テーマ:新学習指導要領の意義と射程を探る
2.趣 旨:
現在、学習指導要領の改訂作業が進められている。学習指導要領が各学校の教育課程の基準としての重みをもつ限り、その影響力が少なくないことは自明であろう。実際、すでに猫も杓子もアクティブラーニング状態であることは昨年度の本学会のシンポジウムでも取り上げられた。
しかし、思い起こせば、現行学習指導要領の改訂の折には、猫も杓子も思考力・判断力・表現力状態であった。今回の改訂でもそれは柱として残るようであるが、すでに形骸化しつつあるようにも見える。あるキーワードがもてはやされ、やがて廃れ、また新しいキーワードが、ということが繰り返される我が国の教育界においては、こうした事態も特段目くじらを立てることではないといって済ますことができるのだろうか。では、今回の改訂によって取り組まれる実践的な課題は、次の改訂を超えて生き残れるものなのだろうか。その射程を問う所以である。
他方で、学習指導要領の改訂にはそれなりの必然性があると考えるべきでもあろう。今回の改訂において、これからの学校教育で求められる「育成すべき能力」が議論されている。こうした能力論は学術的に検討すべき内容を備えている。OECDにおけるキーコンピテンシーの議論や、問題発見・解決能力、21世紀型スキルなど、これまでも多くの提言が国内外でなされてきたことも周知のとおりである。
そこで、本シンポジウムでは、今日の学習指導要領改訂の動向をこれからの学校教育において育成されるべき能力をとらえ直す機会としてとらえ、その意義と射程を改めて検討することを課題とする。
3.構 成:
本学会には、幸いなことに、今回も含めて、様々な形で学習指導要領の改訂に関わってきた、あるいは関わっている会員が少なくない。そうした特長を生かして、このテーマに造詣の深い会員にシンポジウムの発表者としてご登壇いただく予定である。そうしたシンポジストとともに参会者全員で今回の改訂の意義と射程について協議を深めたい。
シンポジスト:
藤田晃之(筑波大学)
「次期学習指導要領が求める学校教育の在り方―『社会に開かれた教育課程』の実現に向けて―」
井田仁康(筑波大学)
「社会科教育における見方・考え方―地理教育からの観点を中心に―」
日野圭子(宇都宮大学)
「算数・数学科において育成する資質・能力について」
司会
藤井穂高(筑波大学)