○MSAPは今後以下にあげるような課題を解決していかなくてはならない、と報告書の中で示唆されている。
MASPが抱える課題
・目標を絞る
MSAPから補助金を受けた学校の多くはMSPAのあげている目標の一部しか達成できていない。
現在MSAPはマグネット・スクールに対して3つ、地方教育当局に対して6つの目標を掲げているが、
それをさらに絞る必要がある
・Minority Group Isolation(MGI)を再定義する。
マイノリティーの生徒の増加という点※を看過したままMGIの状況を改善しようとしても追いつかない。
現状にあったようなMinority Group Isolation(MGI)を再定義する必要がある。
※現在アメリカでは、移民などの増大によりマイノリティー人口の割合が増える一方マジョリティーである白人の人口は減少している という状況が起きている。 (1968〜98年において、アフリカ系・ラテン系の人口は580万人増加したが、白人の人口は560万人減少している)
・MSAPが人種差別撤廃の達成に関するデータを収集してそれを使えるようにする。
2005年度に全米規模で学力テストが行われる。その結果は人種や民族などのカテゴリーごとに集計される。
マグネット・スクールではマイノリティーの生徒と非マイノリティー生徒との学力格差を縮めることができているかが問われる。
そのためにもMSAPは実際にマグネット・スクールで行われた有効な成功例を集めて、他のマグネット・スクールがそれを参考にきるように
しなくてはならない。
・学校区の選択システムをサポートする
NCLBの下で定められているSchool Choiceを学校区が実施しやすくなるようにMSAPは強力なサポートを行うようにする。
・年間目標を達成できなかったマグネット・スクールをサポートする
NCLBの下でできたTitleTの規定に基づき、年間目標を達成できなかったマグネット・スクールに対してカリキュラムを改善したり、
州の学力テストで生徒の成績を伸ばせるようにMSAPは支援を行っていく。
・補助金を出す時期の調整
・補助金を出す期間の延長
・年度ごとに基準を改善する
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