第2章:HOUSSEの位置づけ
HOUSSEは“Highly Qualified Teacher”を定義する上で重要な構成要素である。
それは、HOUSSEがあることにより現職教師は、余分にトレーニングをしたり、
テストを受けなくても能力を示すことができるからである。
NCLB法ではHOUSSEを用いることにより、州に対して、現職教師が教科
に関する能力があることや“Highly Qualified Teacher”の要求に応えている
ことを示すための付加的な評価方法を開発することを認めている。つまり、
下記7つの基準を満たす限り、科目能力の評価方法の作成を法的に各州に
委ねたのである。
HOUSSEとは、
- 州によって設置されるもので、学年に対する適切な科目の知識と教授技術のためである。
- 州の取り組みを生徒の学習到達度に連合させ、学校の中心である教師、校長、教育長との協議のもと開発していく。
- 客観的に、教師の達成に関しての首尾一貫した情報を提供する。
- 同じ教科・同じ学年レベルのすべての教師に対しては、州の中でむらなく均一に適用される。
- 教師が授業をしている場面を中心にではないが、考慮に入れる。
- 大衆の要求に応じたものである。
- 複合的で客観的な手段で教師の能力を測定する。