開設科目

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開設科目
カウンセリング学位プログラム
(博士前期課程)

組織心理学(Organizational Psychology)

授業時間 :春A・B学期 火曜日7・8時限
標準履修年次 : 1・2年次
担当教員 : 尾野裕美

授業概要 :
組織で働く人の行動や心理を理解するために基盤となる知識を習得し、職場における問題を解決する手がかりとして理論を利用する。また、議論やプレゼンテーションを通して、働くことに関する諸問題について考察する力を身につける。

目的・ねらい:
組織心理学の過去の研究で得られた基本的な知見、理論、方法論などの概要を理解するとともに、現実場面を通じ、さまざまな組織の理解を深める。

評価方法 :
レポート(70%)および発表(30%)により評価する。

教材・参考書 :
外島 裕・田中堅一郎 編 2004 「[増補改訂版]産業・組織心理学エッセンシャルズ」 ナカニシヤ出版 〔予定〕
その他 講義資料の配布、関連文献図書の紹介は講義内で適宜行う。

授業計画:
第1回:オリエンテーション,組織心理学の歴史
第2回:職場集団のダイナミックス
第3回:職場のコミュニケーション
第4回:リーダーシップ
第5回:ワーク・モチベーション
第6回:人と組織の適応
第7回:採用選考と人事評価
第8回:職場のダイバーシティ
第9回:研究論文検討①
第10回:研究論文検討②

受講生からの感想

  • 前半は講義、後半は受講者の個人発表と質疑応答、最後2回はグループに分かれてのケース・スタディの討議やグループ発表を行います。様々なディスカッションを経て、産業・組織心理学の諸理論とアプローチについて、幅広く学ぶことができました。
  • 科目等履修生や他専攻からの履修も多く、様々な企業における実例や実体験を聴くことのできる貴重な機会となりました。
  • 組織心理学を理論で学ぶ時間と、実際に聴講者の組織における具体例を知ることで組織の特徴を幅広く学ぶ事ができました。まさに多様な企業・組織に属する学生がいるからこそ広がりのある授業です。
  • 理論の講義の後、それを踏まえた個人発表とグループ発表があります。個人発表では自分の知らない様々な組織のリアルな話が聴けます。グループ発表では、ある企業の組織改善をケースメソッドに沿ってプレゼンします。同じ目的でも様々なバリエーションのアプローチがあることに改めて気づかされ良い勉強になります。良いpptのプレゼンをサクサク作れるようになりたい方にもおススメです。
  • 先生は、企業勤務のご経験をお持ちなので、理論に加え、血の通った体験を語ってくださいます。受講生も様々な職場環境から集まりますので、授業は、現場体験と理論の両面で議論・検討する奥深いものでした。
  • 個人発表やグループ発表のときに、他専攻の学生の方の研究テーマの話が聞けて興味深く、参考になりました。
  • グループ発表の準備では、授業時間中には議論ができなかった分を自宅からskypeで接続して、話し合いをしたことがとても新鮮で楽しかったです。
  • ケース・スタディの際、受講生がそれぞれの職場で使っているアイテムや思考方法を持ち寄って討議を行ったので,大変勉強になりました。