開設科目

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開設科目
カウンセリング学位プログラム
(博士前期課程)

グループプロセス(Group Process)

授業時間 : 春A,春B  土曜日 6・7時限
標準履修年次 : 1年次
担当教員 : 飯田 順子

授業概要 :
グループプロセスについて体験的に理解し、学校、組織、地域におけるグループプロセス(グループカウンセリング、相互コンサルテーション、コーディネーション)について知識と方法を獲得する。またコミュニティアプローチをもちいて、グループづくり、傾聴、援助的関わりについて、体験的に学習する。

目的・ねらい:
グループエンカウンター、グループカウンセリング、チーム援助に関する知識と基本的な技法を獲得する。さらに「グループのなかでの自己」について洞察する力を高める。

評価方法 :
授業時の発言、レポート。

教材・参考書 :
石隈利紀 学校心理学―教師・スクールカウンセラー・保護者のチームによる心理教育的援助サービス 誠信書房
石隈利紀・田村節子 チーム援助入門 図書文化 
石隈利紀 寅さんとハマちゃんに学ぶ助け方・助けられ方の心理学~やわらかく生きるための6つのレッスン 誠信書房

授業計画:
第1回 ①オリエンテーション、グループプロセスとは
②カウンセリング・コンサルテーション(学校や地域)とは
第2回 グループプロセスと構成的グループエンカウンター:実習
第3回  構成的グループエンカウンター:実習
第4回 修士論文構想発表会(グループプロセスとして)
第5回 グループカウンセリングの基礎と論理療法
第6回 論理療法によるグループカウンセリング:実習
第7回 グループカウンセリングⅡ:実習
第8回 ①コミュニティアプローチとコンサルテーション ②コーディネーション
第9回 チーム援助とコーディネーターの役割:実習
第10回 グループプロセス総合実習 ①カウンセリング・コンサルテーションの諸問題 ②振り返り(別れの花束)

受講生からの感想

  • 先生ご自身がファシリテータ役となり、構成的グループエンカウンター、グループカウンセリング、チーム援助等に関する技法を使って、グループカウンセリング、相互コンサルテーション、コーディネーション等について知識と方法を体験的に学ぶ授業を展開されます。​​
  • 今,教育業界で注目されている「アクティブラーニング」を体験できる授業です。体験や振り返りだけでなく、専門家(教員)による理論的な解説もあり、楽しみながら理解が進みました。
  • 構成的エンカウンターグループのワークを体験しながら学習します。クラスの仲間との距離もグッと近くなりお互いの理解になりました。
  • グループワークを実践し、楽しくリラックスしながら、互いの心理的距離が近づく事を実感することができます。授業は同期生が結びつく場(=筑波)になりました。​
  • 受講者一人ひとりが、グループ内で起こっている人間関係の変容を感じつつ、自己理解、自己洞察を深めることができます。またこの授業を通して、同期の親密性がぐっと高まり、その後の大学院生活が断然楽しくなりました!
  • 様々なグループワークを通じて、心理の現場では「グループをオーガナイズする力」や「コミュニティに働きかける力」が強く求められることを学びました。​
  • 同期の仲間と、子どもに返って楽しく、リラックスして参加できました。授業を通して知らなかった自分を発見する良い機会をいただけましたし、具体的なコミュニケーションの方法が学べました。学校の教員はクラスの仲間作りに,人事の方は研修などに使えるテクニックが体験できると思います。​
  • 外部の先進的な取り組みの学校現場を紹介いただけたり、リラクセーション・プログラムを体験する授業が盛り込まれたり。どんなサプライズが取り込まれるかも楽しみでした。