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2024.05.17 カウンセリング学位プログラム
時間を忘れるほど夢中になれるものとの出会いー修了生から,受験をお考えの皆様へ
この春に本学位プログラムを修了された、34期修了生の柴田北斗さんより,受験前のエピソード,大学院生活,そして修了を迎えた現在の「変化」についてなど,沢山の思いをお送りいただきました。受験をご検討されている方もそうでない方も,是非ともご覧いただければ幸いです。
こんにちは,カウンセリングコース34期生の柴田北斗と申します。
大学院進学を検討され,こちらのページをご覧いただいている方に何かしら得られるものがあればと思い,書かせていただきました。
至らない部分も多々ございますが,どうぞご笑覧くださいませ。
①受験前
私は2022年4月入学(2021年受験)ですが,その少し前の2018年頃から大学院に行きたいと考えていました。
社会人のキャリアカウンセリングを本業としていることから,漠然と「成人の成長・発達」に関することを研究したいと思い大学院情報をリサーチしていました。私は宮城県出身で今も宮城県で活動しているため,地元の大学院を調べ研究生・科目履修生なども行いながら先生方に相談していました。大変親身になっていただいたのですが残念ながら私の研究したいテーマとは領域が異なることがわかり,無理に進学せず模索を続けました。
その後筑波大学エクステンションプログラム「キャリア・プロフェッショナル養成講座」に参加したことで本カウンセリングコースの先生方と出会います。講座を受ける中でキャリアカウンセリングのど真ん中であることはもちろん,先生方のあたたかな人間性と研究に対する真摯な姿勢に惹かれ受験することを決めました。
受験前に印象的だったことの1つはオープンキャンパスです。
ご覧になっている皆様は「こんな研究をしたい。けどこれって研究になるのかな?」という疑問を持たれていないでしょうか。私はそのような状態だった「研究テーマの卵」をオープンキャンパスの個別相談の際に直接先生へぶつけてみました。色々聞いてくださった最後に「とてもおもしろいですね!きっと素敵な研究になります!」と話してくださったことで背中を押していただきました。実際に先輩や先生方とお話できるオープンキャンパスは進学を検討されている方にはぜひおすすめしたいと思います。
②大学院生活
大学院生活は仕事との両立や遠方からの通学など大変なことはもちろんありましたが,とても楽しかったです。多様な学びの中で自分にとって重要だった2点に絞ってみます。
1点目は研究のおもしろさにどっぷり浸ることができたことです。
1年次は授業メインで,授業の中で量的研究や質的研究の手法(統計やM-GTA等)を具体的に体験しながら学び,さらにエビデンスベースト・プラクティスという講義の中では世にある論文をさらに統合していくアプローチ(システマティック・レビュー・メタ論文)などを学びました。一言で「研究」と言っても中身は千差万別である研究をこのように多角的に学ぶことができたのは,実践だけでなく研究も大切にしている本大学院ならではかと思います。
その上で1年次後半からは指導教員が決まりゼミがスタートします。授業で習ったとはいえ知っていることと実際に研究を進めることは違いました。暗中模索からスタートし,徐々に形が見えてきます。2年次の中盤以降は「考え煮詰める」→「散歩等で思考をかき混ぜながらまとめる」→「先生との壁打ち」→「考え煮詰める」というサイクルが自然と生まれ,すぐに答えがでない中にも楽しさを感じていました。
研究を学び,自ら研究できるようになりたいという思いで入学した大学院で,研究のおもしろさにしっかりと出会うことができたことは幸せでした。
2点目に先生方,同級生,先輩・後輩のみなさんとの出会いがあります。
これは多くの方が触れている点だと思うので簡単にまとめますが,大学時代までとは異なり多様な年代,バックボーンをもった人との学びは自ら求めなければ得られない貴重な環境でした。それぞれが専門的な仕事をされており,実務経験に根ざした経験のシェアから得られる学びは大きかったです。私は遠方だったためたまにしか参加できませんでしたが,先生方も含めたお酒を交えたリアルな交流も財産になりました。
③修了後
大学院修了後(とはいえまだ数ヶ月ですが),入学前とは明らかに変化している自分に気づくことができました。
まず「研究」への解像度が高まり,そして「はまった」ことです。
一例ですが,Rというフリーの統計ソフトがあるのですが,研究で活用し修了後も使うようになりました。入学前にも触ったことはあったのですが統計的な知識や分析の概念を知らなかったためあまり理解できなかったのですが,自身の研究で使ったことで中身が理解できるようになり,今では気づくと数時間経っているぐらい夢中になってしまい,途中で仕事をしなければと焦るという状態にも陥るのですが(苦笑),大人になってからこれだけ夢中になれるものに出会えたことは大きな変化でした。
また改めて多くの関わってくださっている方や応援してくださる方々への感謝の気持ちが大きくなりました。家族やともにはたらく仲間など大学院入学前から応援してくださった方や研究のお手伝いで関わってくださった方など,本当に多くの方の顔が浮かびます。修了後は感謝の連絡や研究に関する報告などをさせていただいておりますが,まだまだお伝えしきれていないというのが実情です。自分がこうした多くの方の応援によって生かされているということを実感でき感謝できたことも大学院に入学したからこそかなと思います。
すっかり研究にはまってしまったので,今後は学会への論文投稿,博士課程にもチャレンジしたいと考えています。時間はかかるかもしれませんが,みなさまからいただいたご恩を,世に貢献する研究という形でお返ししていきたいと思っています。
何かしらお役に立つ内容になっていれば幸いです。もし読んでくださったあなたが同窓生となってくださったらこれ以上ない喜びです。(その際はぜひお声がけくださいませ!)
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