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TOP NEWS & TOPICS 「職場における孤独・孤立化過程の分析―総合的予防プログラムの開発に向けて―」　研究成果発表　公開シンポジウム開催

「職場における孤独・孤立化過程の分析―総合的予防プログラムの開発に向けて―」　研究成果発表　公開シンポジウム開催

　社会的な孤独・孤立に対する対策は国を挙げて取り組まれていますが、その焦点は主に青少年や高齢者に当てられています。しかし、複数の世論調査によれば、もっとも孤独を感じているのは30代40代の年齢層であり、企業や組織で働いている世代です。また、中高年のひきこもりの調査によれば、職場における不適応がひきこもりのきっかけになっていました。

　こうした社会背景を踏まえて、筑波大学働く人への心理支援開発研究センターでは令和3年度からJST（国立研究開発法人科学技術振興機構）・RISTEX（社会技術研究開発センター）の委託を受け、「職場における孤独・孤立化過程の分析―総合的予防プログラムの開発に向けて―」のプロジェクト（研究代表者：松井豊）を展開してきました。

　同プロジェクトでは、職場における孤独・孤立に焦点を当て、一連の基礎研究を行った上で、働く人の孤立・孤独を測定する心理テストツール（ORINAS)を開発しました。同ツールは、働く人の孤独・孤立を測定する4つの心理テスト（主観的指標、予防チャート、孤独検出ストループ、q－IAT）から構成されています。従来の質問紙形式のテストだけでなく、潜在指標を測定するテストも含んでいる点に特徴があります。

　本プロジェクトでは現在、ORINASを用いて職場内の孤独・孤立について共同研究を進めていただける企業を募集しております。

　本シンポジウムでは、これまでの基礎研究で明らかになった職場の孤独・孤立の原因や結果、その対策などについて発表したのち、開発した心理テストツール（ORINAS)を紹介します。

　職場内の孤独・孤立に関心を持つ研究者や、共同研究に興味を感じていただける企業や団体の方の参加をお待ちしています。

【日　時】　2024年12月3日(火)　13：00〜15：30

【開催方法】　会場　＆オンライン（Zoom）
【対　象】　一般企業人事担当者、企業で職場内孤独・孤立に興味がある方、孤独・孤立について関心を持つ研究者など。
【定　員】　会場は200名、オンラインは300名（要事前申込・先着順）。
申込みは先着順にて受付させていただき、11月27日（水）の申込締切目前であっても定員に達した時点で受付は終了となります。申込をいただきましたら、受付状況をメールでご案内いたします。

【参加費】　無料

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