教員紹介
TOP 教員紹介(50音順) 大塚 泰正 准教授
大塚 泰正 准教授
専門領域
臨床心理学、産業保健心理学
研究テーマ
- 職場のメンタルヘルス活動を担う心理専門職養成に関する研究
- 労働者のうつ・自殺予防に関する研究
- 組織や個人を活性化させるための介入研究
WEB上で読める論文・業績等(抜粋)
- 製造業における労働者の対人的援助とソーシャルサポート,職場ストレッサー,心理的ストレス反応,活気の関連(J-stage)
- 製造業従事者における仕事のストレッサー,仕事の主観的適合性およびワーク・エンゲイジメントとの関連(メディカルオンライン)
- 自己効力感,ソーシャルサポート,環境的要因,および職場の要因を用いた労働者の余暇時の身体活動モデルの構築(J-stage)
- Statistics on suicides of Japanese workers(労働政策研究・研修機構)
- 理論的作成方法によるコーピング尺度:COPE(広島大学学術情報リポジトリ)
日本学術振興会・科学研究費助成
研究テーマ(抜粋)
職場集団を対象としたストレスコーピング教育研修の効果評価に関する研究(研究代表者)
ポジティブな側面に注目した労働者向けストレスマネジメント教育研修プログラムの開発(研究代表者)
新しい職域における臨床心理専門職養成のための教育プログラムの開発(研究代表者)
日本版CREWプログラムの開発と職場での適用可能性に関する研究(連携研究者)
職業性ストレスの新しい免疫指標の開発に関する縦断研究(連携研究者)
担当授業
- 社会調査法
- 職場のメンタルヘルス
最近指導した修士論文のタイトル
- 海外で働く日本人の異文化適応能力とストレス、ワーク・エンゲイジメントとの関連
- 働く人の社内恋愛とメンタルヘルスとの関連―社外恋愛との比較から―
- 客室乗務員の職場の対人援助行動に関する研究
これまでに指導した修士論文のタイトル
- 産業保健師のワークエンゲージメントと関連する要因についての検討
- 職場におけるムードメイキング行動が働く人に与える効果 ―場の空気を読むメタ認知とムードメイキング行動の関連を通して―
- 職場のフィードバック環境およびサーバント・リーダーシップと ワーク・エンゲイジメントとの関連
これまでに指導した博士論文のタイトル
- 組織的公正性の欠如が外資系企業従業員のストレス反応に及ぼす影響―組織の機能を低下させる従業員の行動を媒介変数として―
- 薬剤師における職業性ストレス緩衝効果の検討―病院薬剤師と保険薬剤師のコーピングに着目して―
- 航空管制官のフルレーティングまでのプロセス―訓練生が獲得する技術的スキルとコミュニケーションスキルについてのM-GTAによる分析―
主な著書(抜粋
- 「働く女性のストレスとメンタルヘルスケア」丸山 総一郎 編,創元社,2017
- 「従業員支援サービス(EAP)の惨事即応手法」In R. Intveld(Ed.) Japanese Version Eap Cir Multi-systemic Resiliency Approach, Createspace Independent Publishing Platform, 2016
- 「産業保健スタッフのためのセルフケア支援マニュアル:ストレスチェックと連動した相談の進め方」島津明人・種市康太郎編,誠信書房,2015
- 「ストレス学ハンドブック」丸山総一郎編著,創元社,2015
- 「ワーク・エンゲイジメント:基本理論と研究のためのハンドブック」井上彰臣・大塚泰正・島津明人・種市康太郎監訳,星和書店,2014
- 「教育相談」石田弓編著,協同出版,2014
- 「産業ストレスとメンタルヘルス」日本産業ストレス学会編,中央労働災害防止協会,2012
- 「ストレスの心理学:その歴史と展望」大塚泰正・岩崎健二・高橋修・京谷美奈子・鈴木綾子訳,北大路書房,2006
学生へのメッセージ
働く人のうつや自殺など、職場のメンタルヘルスに関する問題は山積しています。このような問題を解決するには、個人に対するアプローチだけではなく、組織、ひいては社会に対するアプローチも必要になってきます。
大学院では、具体的にどんなアプローチを行えばどのようなよい変化が起きるのかを、研究という手段を通して、科学的に検証していきます。
働く人を一人でも多く幸せにしたい、そんな思いを持つ人は、ぜひ私たちと一緒に職場のメンタルヘルスの世界に飛び込んでみませんか?