リハビリテーション科学
学位プログラムについて

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リハビリテーション科学学位プログラム
博士前期課程について

本学位プログラムでは、高度専門職業人を養成するという社会人大学院の基本理念のもと、リハビリテーション分野における幅広い視野の獲得と専門性の深化を図ることを教育目標としています。
このうち、高度専門職業人の養成としては、実践場面における問題発見能力や問題解決能力をはじめ、研究計画能力や論文作成能力、情報処理能力、ディスカッション能力、プレゼンテーション能力などを高め、実践研究者としての能力を身につけることを目標としています。 また、リハビリテーション分野における学習としては、さまざまな領域・職種の専門家との交流を深め、リハビリテーションや障害に関する総合的・包括的な物の見方・考え方を学ぶことを目標にしています。

学習内容

  • リハビリテーションや障害にかかわる歴史、理念、施策、基本的な概念などについての理解を深め、わが国や世界の最新動向を学ぶ。
  • リハビリテーションや障害について、教育・医学・心理・社会・職業などの領域別に学習するとともに、障害別・疾患別にも理解を深める。
  • 障害児・者の発達や自立支援という視点から、ライフステージ別に、教育リハビリテーションの理念、方法、支援の実際などを学ぶ。
  • リハビリテーションにかかわる職種や専門機関について学習し、リハビリテーションにおける連携のあり方を学ぶ。

教育・研究領域

障害別の領域をはじめ、教育リハビリテーション、社会リハビリテーション、心理リハビリテーション、職業リハビリテーション、医学リハビリテーションなどの領域およびリハビリテーションにおける連携にかかわる教育・研究領域にも対応しています。

取得できる学位

修士(リハビリテーション科学)

募集定員数

23名

在籍学生の職種など

●機関・施設等
各種福祉施設、相談・援助機関
各種医療機関、各種リハビリテーション従事者養成機関
特別支援学校、小・中学校特別支援学級
障害者職業センター、障害者を雇用する民間企業
福祉事務所、職業安定所、児童相談所等の行政機関


●職種等
医療分野:理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、保健師、精神保健福祉士など
福祉分野:社会福祉士、各種指導員、ソーシャルワーカー、介護福祉士、介護支援専門員など
職業分野:障害者職業カウンセラー、各種職業相談・指導員など
教育分野:特別支援学校の教員、小・中学校特別支援学級担任など
心理分野:心理士、各種心理検査担当者、心理療法担当者など

リハビリテーション科学学位プログラム
博士後期課程について

本学位プログラムでは、リハビリテーション分野において遭遇する、保健・医療・教育・労働・社会福祉などの幅広い領域における課題の解決を目指す、リハビリテーションに関わる実践科学を対象とした教育や研究を行います。具体的には、リハビリテーション関係の研究者、専門職業人に対して、リハビリテーションの包括的基盤教育を行うとともに、国際的・学際的な研究の成果と方法論を習得し、他職種と連携して、職場や社会での諸課題について、科学的・実践的・開発的に解決し、社会に貢献する学際的な能力の習得を目指します。本学位プログラムでは、包括的なリハビリテーション分野(特に、保健・医療・教育・労働・社会福祉)に関わる課題解決に焦点づけた研究型高度専門職業人を養成することを目的とした、現職社会人(過去に社会人経験のある方を含む)を対象とした博士後期課程(3年)です。

取得できる学位

博士(リハビリテーション科学)

本学位プログラムでは、リハビリテーションに関連する分野を統合してより包括的な問題解決を目指す学問分野をリハビリテーション科学としました。そして、それに対応する標準履修モデルを設定し、博士(リハビリテーション科学)の学位を授与します。

募集定員数

4名

教育方針・教育内容

本学位プログラムでは、現職社会人に最適化したコースワーク・リサーチワーク複合型のカリキュラム・ポリシーに基づき、学位取得に至るまでの論文作成指導や学位論文審査等を柔軟かつ有機的に関連づけた指導を行います。この際、個人次元から組織次元までを包括した生涯発達的問題を、時間軸と空間軸から同時にとらえた、カウンセリング科学およびリハビリテーション科学に係る統合カリキュラムを設定しています。

本学位プログラム必修科目として、「リハビリテーション科学基礎論」「リハビリテーション科学演習」「リハビリテーション科学特論」等を設けて、リハビリテーション科学の概念的理解を促し、学問的基礎を構築します。さらに、リハビリテーション科学の専門科目として、リハビリテーション科学特別演習Ⅰ~Ⅲ、選択科目として、職業リハビリテーション特論、障害科学特論、発達支援科学特論、発達支援評価特論などの科目を設けて、リハビリテーション科学の分野における研究課題に即した選択性に富む研究指導を行います。現職社会人が職業経験の中で発揮しているマネジメント力や新たな価値を生み出すための創造性などの実践力と学術的な知見を統合することを目指すものです。

現職社会人が計画的に博士論文を完成できるように、入学から博士論文提出までを、研究計画発表/関連文献リスト提出と発表/中間発表/博士論文ドラフト提出と発表/予備審査(最終試験)/博士論文提出の6段階に分けています。継続的かつ段階的な研究指導により無理なく修了できるよう配慮しています。

博士論文審査においては、科学的論理性のみではなく、実践に即した課題設定や現場における有用性・有効性・新規性などを積極的に評価する方針です。現職社会人の有する研究ニーズは、現場的課題の解決を目指す点に特色がありますが、コースワーク・リサーチワーク複合型履修モデルによる個人研究プロジェクトとして博士論文作成プロセスを設定することによって、より円滑な学位取得を目指します。

在籍学生の職種など

以下に示すように、学生は多様な専門職種を有し、次世代を創生するリーダーとしての広い視野と、グローバルな研究視点が形成されます。


Program Outline

プログラム概要

OB/OG Voices

修了生の声