リハビリテーション科学
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リハビリテーション科学
学位プログラムリーダー

八重田 淳Jun YAEDA

高度の専門性を備えた職業人を養成し、
社会人の再教育の機会を提供するために

本学位プログラムは、高度の専門性を備えた職業人を養成するとともに、社会人の再教育の機会を提供することを目的として、平成元年に創設されました。2年制の修士課程で、通常の専門分野の区分にとらわれない学際的な教育課程を編成し、高度の総合的視野を備えた有能な人材が育つようにコアカリキュラムが組まれていることを特色としています。また、平成20年には3年制の博士課程を設置し、社会人が現職のまま博士号の学位を取得する道が拓かれました。博士後期課程への進学を希望される方には、より高度な研究に繋がる基礎的準備となる研究活動ができるように配慮しています。

近年では科学技術の進歩等により高齢者や何らかのハンデイを有する方々も、地域での豊かな生活の営みが可能になりました。しかし、乳幼児から高齢期、終末期まで見通した生涯発達学的な支援には各種専門家による協働と連携が欠かせず、理論的・実践的課題が山積しているという現状もあります。その解決には、真摯に臨床状況に対峙し、各専門職能について国際水準による展開がなされ、相互連携による新しい包括的なリハビリテーション理念による活動が求められています。

本学位プログラムでは、このような次世代の展開を担う専門的職業人の養成に関する社会的要請に答えるために、医学・教育・社会・職業分野のリハビリテーション科学に関する幅広い視野の獲得に教育基盤を置いて、各専門科学分野の知識体系の習得と、トピックスについての研究能力の向上を図ることを教育目標としています。また、臨床実践現場での課題の解決には、理論的検討に裏付けられた専門的技術が必要です。そこで、2年間で研究リテラシーを獲得して、充実したプログラムにより臨床実践研究者としての資質を高めることを念頭においています。発展的な研究活動の希望に対しては在学中に国内・国際学会への発表指導もあり、単位取得につながるなど、個々人の学びのスタイルを尊重している所が本学位プログラムの特長のひとつといえます。

現職社会人として働きながら専ら夜間に院生生活を送ることは、周囲の方々のご理解とご本人の頑張りがなくてはなりませんが、それだけに院生生活は楽しく、修了時の喜びは格別なものです。専任教員も個別の研究指導を重視し、学習状況に十分配慮して応援して行く所存ですので、是非、現職大学院生の研究生活をご堪能ください。

(2024年4月1日)

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