筑波大学 人間系 障害科学域柿澤敏文研究室

視覚障害原因調査

 我が国の視覚特別支援学校在籍者の視覚障害原因等の調査は、1910年以降今日まで100年を超えて継続的に実施されています。1910年から1929年までは東京盲学校が、1952年から1964年には日本眼衛生協会、順天堂大学医学部眼科学教室ならびに文部省等による全国調査が行われました。1970年以降の調査は、関係者の要請と協力のもとに東京教育大学が、さらに1980年以降は筑波大学が主体となって5年ごとに、毎回、全国盲学校長会のご協力を賜りながら悉皆に近い形で調査が進められています。
 2015年には、全国盲学校長会のご協力のもとに、東京教育大学・筑波大学が行う10回目の調査として「2015年全国視覚特別支援学校視覚障害原因等調査」を実施しました。その結果、すべての視覚特別支援学校より調査票の回答が得られ、今回の調査も悉皆に近い形での調査を行うことができました。ひとえに、全国盲学校長会をはじめ、全国の視覚特別支援学校の先生方や在籍する幼児児童生徒の皆様のご協力の賜物であると、心より感謝を申し上げる次第です。

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