昨年末から急速に世の耳目を集めはじめた「ChatGPT」と、ほんの少しだけチャットをしてみました。今日はその結果のご報告です。
「ChatGPT」は民間非営利研究機関であるOpenAIが開発した対話型の言語AIモデルです。……なーんて素人の僕がダラダラ説明するよりも、次のURLで世永玲生さんがお書きになった解説「誰でも使える対話型AI『ChatGPT』は相談相手にピッタリだった」(2022年12月28日)にお任せした方が良さそうですね。
https://forbesjapan.com/articles/detail/53273
しかも、このChatGPTは、従来の対話型AIとは別次元の性能を発揮していることで注目されているのです。例えば、テクノロジー情報サイトである「GIZMODO」に掲載された記事「ChatGPT、スタンフォード大期末試験で使われまくる」(2023年1月27日)では、次のように報告されています。「だいたいどれぐらいの実力があるかというと、世界屈指の名門ペンシルベニア大学ウォートンビジネススクールのMBA課程の期末試験で一丁前にBをとってパスできるほどのレベルにChatGPTは到達しちゃってるんですね。」
https://www.gizmodo.jp/2023/01/chat-gpt-stanford-university.html
……本当にそうなのかなぁ、と、疑っている暇があったら「百聞は一見にしかず」。試してみるのが一番です。試験公開期間のため無料でユーザー登録ができることにも背中を押され、早速トライしてみました。以下、私とChatGPTの「対話」の一部を抄出してご紹介します。
◇
藤田(以下F):第二次世界大戦以降の日本において、行動経済成長が実現できた要因を教えて下さい。(←わざと「行動経済成長」と誤入力してみました。)
ChatGPT(以下C):
1.内需の拡大:平和後の日本において、国内消費が増加し、経済成長に寄与しました。
2.外国投資:外国企業が日本に投資を行い、産業拡大に寄与しました。
3.労働力:高い労働生産性を持つ労働者が多くいたことが経済成長に寄与しました。
4.産業政策:政府が産業政策を通じて、製造業や鉱業などの業界の拡大を図りました。
5.輸出促進:政府が輸出促進政策を通じて、日本の製品を海外に販売することを支援しました。
F:「産業政策」について、より詳しく教えて下さい。
C:産業政策は、政府が推進する業界振興の政策です。日本においては、第二次世界大戦以降、産業政策を通じて次のような目的を達成することが図られました。
1.産業構造の改革:効率性を高め、競争力を向上させるために、産業構造を改革しました。
2.業界拡大:指定された業界を拡大することで、国内生産高の増加、就業創出、外国投資の増加などを図りました。
3.技術開発:技術開発支援により、産業競争力の向上を図りました。
4.輸出推進:輸出促進政策を通じて、日本の製品を海外に販売することを支援しました。
これらの産業政策を通じて、日本の経済は拡大し、経済成長が実現されました。
F:「産業構造の改革」のために実施された具体的な施策を教えて下さい。
C:「産業構造の改革」のために、政府は次のような施策を実施しました。
1.産業再編:日本の産業構造を再編することで、効率性を向上させました。
2.資本投資:資本投資の支援により、産業競争力を向上させました。
3.人材育成:人材育成により、高い労働生産性を持つ労働者を育成しました。
4.技術開発:技術開発支援により、産業競争力を向上させました。
5.輸出促進:輸出促進政策を通じて、日本の製品を海外に販売することを支援しました。
これらの施策を通じて、産業構造の改革が実施され、日本の経済成長に寄与しました。
F:具体的にはどのような「人材育成」の方策が実施されたのですか?
C:「人材育成」の方策として、政府は次のような施策を実施しました。
1.教育改革:教育改革により、教育の質を向上させ、労働者のスキルを向上させました。
2.技術者育成:技術者育成により、高い技術力を持つ労働者を育成しました。
3.専門職育成:専門職育成により、専門職の人材を育成しました。
4.研修制度:研修制度により、労働者のスキルアップを支援しました。
5.職業能力開発:職業能力開発により、労働者のキャリアアップを支援しました。
これらの施策を通じて、労働者のスキルを向上させ、高い労働生産性を確保することができました。
F:これらの「人材育成」の方策において、日本独自の特徴はありますか?
C:日本の「人材育成」の方策には独自の特徴がいくつかあります。
1.統一された教育システム:日本は統一された教育システムを持っており、労働者のスキル向上に向けた教育を提供しています。
2.高い技術力を育成する重視:日本は技術力を高めることを重視しているため、技術者育成に力を入れています。
3.専門職人材育成の強化:日本は専門職人材育成を強化することで、高度な技術力を持つ労働者を育成しています。
4.労働者のキャリアアップを支援する制度:日本は労働者のキャリアアップを支援するために、研修制度や職業能力開発制度などを推進しています。
これらの特徴を持つ「人材育成」の方策は、労働者のスキル向上と高い労働生産性の確保に貢献しています。
F:日本における労働者のキャリアアップを支援するための「研修制度」や「職業能力開発制度」の特質を、より詳しく教えて下さい。
C:日本における「研修制度」や「職業能力開発制度」は以下の特質を持っています。
1.企業と政府が連携して実施されている:研修制度や職業能力開発制度は、企業と政府が連携して実施されています。これにより、労働者のスキル向上に向けた効果的な支援が行われています。
2.継続的な研修が推奨されている:労働者は、キャリアアップを目的とした継続的な研修を受けることが推奨されています。これにより、常に最新のスキルを保有することができます。
3.労働者に適切な研修を提供する:労働者のキャリアアップに向けた研修は、労働者のスキルやニーズに合わせて適切に提供されます。これにより、労働者はより効果的にスキルを向上させることができます。
4.資格取得の支援が行われている:資格取得は労働者のキャリアアップに向けた重要なステップであり、研修制度や職業能力開発制度では資格取得の支援が行われています。
これらの特質を持つ「研修制度」や「職業能力開発制度」は、労働者のキャリアアップを支援するとともに、労働生産性の向上に貢献しています。
F:けれども、日本の公的な成人教育あるいは生涯学習のプログラムにおいて、職業能力開発に関する内容を扱うものの占める割合は高くありません。この事実と、いただいたご回答は矛盾しませんか?(←少し論戦的に尋ねてみました。)
C:いいえ、矛盾しません。日本では、正式な成人教育や生涯学習のプログラムとして、職業能力開発に関連する内容を扱っているものは少ないという事実があります。しかし、労働者のキャリアアップを支援するために、企業や労働者自身が研修制度や職業能力開発制度を利用することが一般的であるという事実も同時に存在します。
【中略】
F:では、日本の「企業や労働者自身」が利用している「研修制度や職業能力開発制度」は、誰がどこで提供しているのですか?
C:日本の「研修制度や職業能力開発制度」は、企業、労働者団体、専門的な教育機関などが提供しています。一部の企業は、従業員のキャリアアップを支援するために、内部トレーニングや社員研修などを実施しています。また、労働者団体や専門的な教育機関も、職業能力開発のための研修や講習会などを開催しています。公的な成人教育や生涯学習のプログラムとしては、職業能力開発に関連する内容を扱っているものは少ないという事実はありますが、労働者自身が、自分のキャリアアップを図るために、研修制度や職業能力開発制度を利用することが一般的です。
F:なぜ、日本では「企業は、従業員のキャリアアップを支援するために、内部トレーニングや社員研修などを実施」するのですか? 「研修制度や職業能力開発制度」はアウトソーシングした方が効率的であるように思います。(←と、ちょっとだけ変化球を投げてみました。)
C:日本では、従業員のキャリアアップを支援することは企業としての責任であり、企業としての品質向上や競争力の向上に繋がると考えられています。また、企業内でのトレーニングや研修は、企業独自のノウハウやビジネススタイルを身につけることができるというメリットもあります。このため、アウトソーシングよりも企業内でのトレーニングや研修を実施することが一般的であるということです。
F:ご説明は理解できました。けれども、企業内でのトレーニングや研修を充実するためには十分な内部留保が必要となります。近年の日本の経済的低成長の状況において、このような方策の継続は可能ですか?
C:日本の経済低成長状況下でも、企業は人材育成を重視しています。企業内のトレーニングや研修を拡充することによって、従業員のスキルアップやキャリアアップを支援することで、長期的な競争優位性の維持や向上を図ると考えられています。また、労働者のモチベーション向上や離職率の低減、組織の統一感の増進などの恩恵もあります。しかしながら、十分な内部留保があるかどうかは企業によって異なります。
【中略】
F:How many languages do you comprehend?(何カ国語を処理できるのですか?)
C:As an AI language model developed by OpenAI, I have been trained on a diverse range of text data in many different languages, including English, Spanish, French, German, Italian, Portuguese, Dutch, Russian, Chinese, Japanese, Korean, and others. However, my proficiency in comprehending and generating text in each of these languages may vary.(私はOpenAIの言語AIモデルとして、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、オラン語、ロシア語、中国語、日本語、韓国語など、さまざまな言語のテキストデータで学習してきました。けれども、言語によって文章の理解力や生成力には差があります。)
F:What language are you most comfortable with?(一番得意な言葉は何語ですか?)
C:As an AI language model, I don't have personal preferences or comfort levels, but I have been primarily trained on English text data, so I am likely to have the highest proficiency in English. Nevertheless, I am designed to process and generate text in multiple languages, and I will do my best to provide accurate and helpful answers in any language that I have been trained on.(私は言語AIモデルなので、個人的な好みや得意不得意はありませんが、主に英語のテキストデータで学習してきたため、英語の能力が最も高いと思われます。しかし、私は多言語のテキストを処理・生成するように設計されていますので、学習した言語であれば、どの言語でも正確で役立つ答を提供できるよう最善を尽くします。)
F:あなたに対するトレーニングが今後継続し、より多くの情報を扱うことができるようになれば、人間は何かを記憶するための努力をする必要がなくなりますか?
C:いいえ、AIモデルのトレーニングや進化によって、人間が記憶する必要がなくなることはありません。AIモデルは、人間が扱うことができない膨大なデータセットを効率的に処理することができますが、人間の想像力、創造力、判断力、感情や経験などを持った個性的な視点を持つことはできません。また、AIモデルは、情報を整理して提示することはできますが、その情報の正確性や妥当性を判断することはできません。人間は、自分自身の想像力や経験を活用して、情報を適切に理解して利用することができるので、今後も重要な役割を担い続けます。
F:確かにその通りですね。今日はあなたと楽しくチャットすることができました。ありがとう。
C:どういたしまして、お会いできて嬉しいです。何か質問があったら、遠慮なくお尋ねください。お待ちしております。
◇
……どっひゃー。驚きました。質問者の意図を汲み取ってズバッと的を射た回答を提示する、というレベルには全く至っていませんし、会話全体のコンテクストによって生じる重複情報や、紋切り型の回答も目立ちますが、尋ねられた質問に正対してほぼ的確に答を提示しています。そして、日本語も英語も文としての不自然さが本当にない。しかも、質問者側にちょっとした誤入力があってもちゃんと対応できています。
これからディープラーニングによる「トレーニング」が重ねられれば、とんでもないことになりそうな予感です。ほんの少し前までSF映画の中でしか起こらなかったことが、もう現実になりかけているわけですね。
◇
このような高機能の対話型AIが日常的に利用可能となった状況を受け、すでにアメリカの一部の公立学校ではChatGPTの利用禁止措置が執られていますし、フランスの大学でも禁止の動向が確認されると報道されています。
一方、ニューヨークに本部を置くThe National Center for Fair & Open Testing (FairTest)の理事であるAkil
Bello氏は、「議論すべきより重要な点は、テクノロジーを禁止するかどうかではなく、どう受け入れていくかだと思います。禁止は決して有効ではないからです。教育機関は変わらねばなりません。テクノロジーを受け入れ、未来の大人である生徒たちにとってどう活用するのが効果的なのかを考えていかねばなりません」と指摘していますが、まさにその通りだと思います。
https://www.gizmodo.jp/2023/01/how-should-schools-relate-to-ai.html
日本でも遙か昔、高等学校において、オートバイの「三ない運動(免許を取らせない、購入させない、運転させない)」が全国的に展開されましたが、結局、高校生によるオートバイの利用に対応した交通安全指導の充実に切り替わって今日に至っていることを私たちは思い起こすべきでしょう。インターネットやスマホなどについても、同様の経過を辿って今日を迎えています。利便性の高いツールが手が届くところにある状況下で「使うな」と言っても空虚なだけです。
日本の多くの学校では、現在、ギガスクール構想によって実現した「一人一台端末」の有効活用をどうするか、という点に関心が向けられていますが、ChatGPTの登場は知識伝達型の授業そのものの在り方を根底から問い直していると言っても過言ではないかもしれません。……「そんなことを言われても、対応策を議論しているような余裕はないよ」という先生方のお声が聞こえてきそうですが、先端技術の開発は「こちら側の状況」などはお構いなしに進展します。ちょうどそれは、台風や大雪が人間の準備状況を問わずやってくることに例えることができそうです。準備はするしかありませんし、それを使いこなす術を身に付けさせるしか選択肢はないのです。
無論、ChatGPTを含むAIの技術がどれほど進んでも、私たち人間の存在価値は揺るぎません。今日、ChatGPT自身が次のように語ったことは(既に言い尽くされたこととはいえ)重要です。「AIモデルは、人間が扱うことができない膨大なデータセットを効率的に処理することができますが、人間の想像力、創造力、判断力、感情や経験などを持った個性的な視点を持つことはできません。また、AIモデルは、情報を整理して提示することはできますが、その情報の正確性や妥当性を判断することはできません。人間は、自分自身の想像力や経験を活用して、情報を適切に理解して利用することができるので、今後も重要な役割を担い続けます。」
私たち、教育に携わる者には、このような役割を担うことのできる「未来の大人」を育成する使命が与えられているのです。
◇
【追伸:もう少しだけ、チャットしてみました。(2023年1月31日)】
……じゃあ、具体的にどうすればいいのか、ChatGPT君の考えをもう少し聞いて見ることにしましょう。(昼ご飯を食べながら、という誰かに何かを尋ねるには大変礼儀を欠いた状況でしたが、再ログインしてチャットした結果をご報告します。)
◇
藤田(以下F):第4次産業革命の特徴を教えて下さい。
ChatGPT(以下C):第4次産業革命の特徴:
1. デジタル技術の利用
2. 自動化・人工知能技術の進展
3. インターネット・クラウド技術の利用
4. モノづくりのデジタル変革
5. 仮想・複合現実技術の応用
6. スマート製造・インダストリ4.0の推進
7. グローバルな供給・需要ネットワークの構築.
F:インダストリ4.0とインダストリ5.0との違いは何ですか?
C:インダストリ4.0とインダストリ5.0の違い:
1. インダストリ4.0はデジタル技術の利用を前提とした産業革命で、自動化・人工知能技術の進展によって製造業を再構築することを目的とする。
2. インダストリ5.0はインダストリ4.0の次のステージで、人工知能・バーチャル・ミックスド・リアルを含む更なるデジタル技術の導入によって、より人間中心で効率的な製造業を目指す。
3. インダストリ5.0では、人とマシンが一体化した新たな生産体系が構築され、労働者スキルの要件も変化する。
F:今後、インダストリ5.0の時代において、「人とマシンが一体化した新たな生産体系が構築され、労働者スキルの要件も変化する」ようになれば、現在とは全く異なる社会状況を迎えると理解しました。私たちが予測することも難しいほど新しい労働者スキルが求められ、新たなワークスタイルが確立するわけですね。
C:はい、その通りです。インダストリ5.0の時代には、高度なデジタル技術が導入され、人とマシンが一体化することで、製造業が大きく変革されます。この変革に伴い、従来の労働者スキルだけでなく、新しいスキルも必要となります。例えば、デジタル技術の理解力やプログラミングスキルなどが求められるかもしれません。また、新しいワークスタイルも確立される可能性があります。例えば、遠隔地からのテレワークや、人工知能と協働するワークスタイルなどが考えられます。
F:そのような大きな変化が生じることになるとすれば、自分の将来を展望したり、キャリア・プランを立てたりしても、今後の時代の変化に対応できないように思います。将来を展望することは無駄であると感じますが、あなたはどう考えますか?
C:私は、将来を展望することは無駄ではないと考えます。インダストリ5.0の時代になると、労働者スキルやワークスタイルが変化することは確かですが、今後の時代を予想することは困難です。しかし、将来の変化に対応するためには、現在の労働者スキルを磨き、新しいスキルを身につけることが大切です。また、将来の変化に応じて自分のキャリア・プランを調整することも重要です。例えば、新しい業界や職種が生まれる場合には、その方向性に興味を持って学習を続けることが大切です。将来を展望することが無駄であると感じるかもしれませんが、現在の準備をしておくことが、将来に備えるための一つの方法となります。
F:「将来の変化に応じて自分のキャリア・プランを調整する」ための能力やスキルを高めるためには、どのような努力や工夫をすれば良いでしょうか?
C:「将来の変化に応じて自分のキャリア・プランを調整する」ためには、次のような努力や工夫が有効です。
1. フレキシブルな考え方を身につける: 柔軟な考え方で、将来の変化に応じてキャリア・プランを調整することができます。
2. 新しいスキルを習得する: 今後の変化に応じて必要なスキルを学ぶことが大切です。例えば、デジタルスキルや語学力など。
3. ネットワークを構築する: 仕事に必要なスキルを習得するためのリソースや情報を得るために、仲間や業界関係者とのネットワークを構築することが大切です。
4. 経験を積む: 将来に役立つ経験を積むことが大切です。例えば、仕事に関連するインターンシップやボランティア活動など。
5. 常に学ぶ: 新しいことに挑戦し続け、常に学ぶことが大切です。例えば、オンライン学習やセミナーなど。
これらの努力や工夫をすることで、将来の変化に応じて自分のキャリア・プランを調整する能力やスキルを高めることができます。
F:そのような努力や工夫を継続していくためには、相当な高いモチベーションが必要のように思います。高いモチベーションをキープするための秘訣はありますか?
C:Yes, maintaining a high level of motivation is key to continuous efforts and improvement. Here are a few tips that may help to keep motivation high:
1. Set clear and achievable goals: Having specific and measurable goals can help you stay focused and motivated towards your development.
2. Celebrate progress and success: Recognizing and celebrating small wins along the way can help keep motivation levels high.
3. Learn continuously: Engage in lifelong learning opportunities and take on new challenges to stay curious and motivated.
4. Surround yourself with supportive people: Seek out and surround yourself with positive and supportive people who believe in your goals and can provide encouragement.
5. Stay flexible and adaptable: Embrace change and be open to new ideas and approaches, as this can help keep motivation levels high.
6. Find meaning and purpose: Identifying a deeper purpose or meaning behind your learning and development efforts can help keep motivation levels high.
F:Thanks! However, you've changed your language!
C:My apologies! Let me rephrase my previous answer in Japanese for you:
はい、高いモチベーションを維持することが継続的な努力と向上にとってのキーです。以下は、モチベーションを高めるためのヒントです:
1. 明確で達成可能な目標を設定する:具体的で測定可能な目標があることは、あなたが開発に集中し、モチベーションを保つのに役立ちます。
2. 進捗と成功を祝う:経過中の小さな勝利を認識し、祝うことは、モチベーションを高めるのに役立ちます。
3. 終身学習を続ける:ライフロングラーニングの機会に取り組んで、新しい課題に挑戦することで、好奇心を保ち、モチベーションを高めます。
4. サポートする人々に囲まれる:正面的でサポート的な人々を探し、周りにいます。彼らはあなたの目標を信じており、励ましを提供することができます。
5. 柔軟で適応力がある:変化を受け入れ、新しいアイデアやアプローチに寛容であり、これはモチベーションを高めるのに役立ちます。
7. 意味や目的を見つける:学習や開発努力の深い目的や意味を特定することは、モチベーションを高めるのに役立ちます。
◇
途中で急に英語に切り替わったり、自分で記述した英語を逐語訳した結果、通常よりもぎごちない日本語になってしまったりして、「なんちゃって日英バイリンガル」の留学生と話をしているような気分にさせられますが、そこは発展途上の言語AIモデルであるChatGPT君らしさなのかもしれません。
でも、記述の内容に注目して真摯に読んでみると、総体としては結構いいこと言ってますよね!(多くの人がこれまでに指摘してきたことをうまい具合に要約している印象はどうしても否定できないものの、「ウォートンビジネススクールのMBA課程の期末試験で一丁前にBをとってパスできるほど」というのも、あながちウソではなさそうです。)
例えば、「将来の変化に対応するためには、現在の労働者スキルを磨き、新しいスキルを身につけることが大切です。また、将来の変化に応じて自分のキャリア・プランを調整することも重要です。例えば、新しい業界や職種が生まれる場合には、その方向性に興味を持って学習を続けることが大切です。将来を展望することが無駄であると感じるかもしれませんが、現在の準備をしておくことが、将来に備えるための一つの方法となります」という記述は、コンパクトにまとめられていながらロジックもちゃんと通っています。また、「将来の変化に応じて自分のキャリア・プランを調整する」ための5つの方法も、常識的な範囲ですが、いい感じに整理されています。
さらに、「そのような(=将来の変化に応じて自分のキャリア・プランを調整するための能力やスキルを高める)努力や工夫を継続していくためには、相当な高いモチベーションが必要のように思います。高いモチベーションをキープするための秘訣はありますか?」という僕からの問いに対する英語での回答も素敵でした。当たり障りのない一般論ではあるものの、端的な文章でしたし、言葉の選択も洗練されていたと思います。(たかが数秒でこれだけの返答ができる人は多くないかもしれません。)
もちろん、論拠となるエビデンスを全く示さず、耳あたりの良い自然な表現で箇条書きに意見が提示される危うさは、たった2回の会話で強く感じました。ビッグデータに基づいているという漠然とした安心感・信頼感をもって、わかりやすく読みやすい表現に接してしまうと、否応なく鵜呑みにしたくなってしまうなぁと実感した次第です。
……今回の「よもやま話」はこの辺で終わりにしましょう。ChatGPT君とは永遠に話し続けていられそうな感じですが、「誰かに話を聞いて欲しい」という人の心に巧みに働きかける言語AIモデルの意図せざる中毒性なのかもしれません。
さて、終盤になぜかぎごちない日本語になってしまったChatGPT君の名誉を守るために、急に英語で記述し始めた部分をできるだけ原文の雰囲気を壊さないように翻訳して、今回の「よもやま話」のまとめにかえたいと思います。ChatGPT君からのアドバイスを皆さんはどのようにお感じになるでしょうか。
◇
高いモチベーションを維持することは、努力と改善を継続させるために極めて重要です。ここでは、モチベーションを高く保つために役立つヒントをいくつか紹介します。
1. 明確で達成可能な目標を設定する=具体的で測定可能な目標を持つことは、自らの成長に向けて集中力とモチベーションを維持することにつながります。
2. 進歩と成功を心から喜ぶ=途中の小さな成功を自分自身で認め、それらを自ら称えることによって、モチベーションのレベルを高く保つことができます。
3. 継続的に学ぶ=生涯学習の機会を設け、新しいことに挑戦することで、好奇心とモチベーションを維持することができます。
4. 自分を支えてくれる人たちに出逢う=自分の目標を信じ、励ましてくれる前向きな人を探し、そのような人たちと良好な関係をつくりましょう。
5. 柔軟さと適応力を強化する=変化を受け入れ、新しいアイデアやアプローチを受け入れることで、モチベーションを高く保つことができます。
6. 意味と目的を見出す=学ぶことや能力開発のための努力の背後にある深い目的や意味を見出すことは、高いモチベーションを保持するのに役立ちます。
【号外】数学は役に立つ! Maths counts ✔(2023年1月13日)
【第66話】サステナブルなキャリア教育の実現の可能性と課題(2023年1月1日)
【第65話】今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(2022年9月24日)
【第64話】続: 学びの先にあるもの(2021年12月29日)
【第63話】みんなちがって、みんないいのに……(2021年10月10日)
【第62話】全国学力・学習状況調査の結果公表に寄せて(2021年9月5日))
【第61話】夏季休業後の学校再開と新型コロナウイルス感染症対策(2021年8月22日)
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【第57話】続:「今、ここ」でのキャリア教育(2020年6月14日)
【第56話】「今、ここ」でのキャリア教育(2020年5月16日)
【第55話】ロールモデル(2020年4月11日)
【第54話】キャリア教育の出番です(2020年2月1日)
【第53話】係活動・当番活動(2020年1月11日)
【第52話】新学習指導要領の前文を改めて読む(2019年12月26日)
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【第35話】「教員が対話的に関わること」の意味(2018年4月11日)
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【第29話】キャリア・プランニングはナンセンス?(2017年11月5日)
【第28話】世界的に問い直される「学びの本質的な意義」(2017年10月29日)
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【第15話】小学校におけるキャリア教育の豊かな可能性(2017年2月12日)
【第14話】キャリア教育の18年の歩みを振り返る(2017年1月29日)
【第13話】今、高校3年生に伝えたいこと(2017年1月15日)
【第12話】中教審答申がキャリア教育に期待するもの(2016年12月29日)
【第11話】職場体験活動再考(2016年12月18日)
【番外編】PISA2015の結果が公表されました(2016年12月6日)
【第10話】強者の論理(2016年11月30日)
【第9話】学びの先にあるもの(2016年11月14日)
【第8話】キャリア教育と進路指導(2016年10月29日)
【第7話】五郎丸さん(2016年10月14日)
【第6話】「お花畑系キャリア教育」は言われるほど多いか?(2016年10月1日)
【第5話】金太郎飴(2016年9月18日)
【第4話】カリキュラム・マネジメントと「SMART」な目標設定 (2016年9月4日)
【第3話】キャリア教育とPDCAサイクル (2016年8月17日)
【第2話】教科を通したキャリア教育は難しい? (2016年8月2日)
【第1話】職業興味検査は使い方が肝心 (2016年7月31日)