ご無沙汰続きをお詫びいたします。大変遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
このところ最強レベルの日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が居座っているせいで、日本海側を中心に大雪が続いています。一方、関東をはじめとする太平洋側では、厳しい寒さと乾燥によりインフルエンザの流行が収まりません。皆さま、お変わりなくお過ごしですか?
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さて、今回のよもやま話では、「令和7年度キャリア教育に関する総合的研究 第⼀次報告書」先月末に公開されたというご報告を致します。国立教育政策研究所
生徒指導・進路指導研究センターが同研究所公式ウェブサイトに全体版及び概要版を掲載していますので、是非ご覧下さい。
https://www.nier.go.jp/shido/centerhp/career_R7SogotekiKenkyu_1.html
本報告書は、調査の目的を次のように説明しています。
「本研究は、キャリア教育に関する実態を把握するとともに、教師及び児童生徒の意識等も明らかにし、今後の各学校におけるキャリア教育の改善・充実を図るための基礎資料を得ることを目的として、おおむね7年に1度、実施しているものである。今回、中央教育審議会において次期学習指導要領に向けた検討、議論が進められていることを背景として、前回調査から6年が経過し、前回と同一の学習指導要領下である令和7年度のタイミングで、各学校・地域の実態に応じた効果的なキャリア教育のより一層の推進・充実に資するべく、令和7年度におけるキャリア教育に関する実施状況と意識についての総合的な調査、分析を行うこととした。」
キャリア教育全般の実施状況についての貴重な調査結果であると同時に、「キャリア・パスポート」の活用に関する最新データを得ることができる調査結果としても注目する必要があります。
詳細については、報告書本体をご覧いただくことが最も簡便かつ正確なのですが、ここでは、概要版から特に注目すべき内容をちょこっとだけ引用しておきます。
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……おぉ、課題は様々ありますが、キャリア教育への理解が深まり、実践も拡充してきていることが分かりますね!
なお、今回、基礎となる調査対象校は、原則として前回調査(令和元(2019)年度調査)時に抽出され回答があった学校です。なので、今回の結果は、新型コロナウィルスのパンデミックを挟んでキャリア教育実践がどのように変化し、今日に至っているのかを把握するための基礎資料としても価値をもつと思います。
また、これらの「継続調査校」に加えて、キャリア教育の推進校として、令和3(2021)年度から令和6(2024)年度までの間に「キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰」を受賞した学校を調査対象として追加したことも今回の調査の特色です。これらの「推進校」からの回答結果を含め、クロス集計や多変量解析等の詳細な整理・分析を行った後に、「第二次報告書」が取りまとめられて公表される予定となっています。(現在、鋭意作成中ですが、一人の調査協力者の個人的な願いとしては、年度が改まってからあまり時間が経過しないうちに公表に漕ぎ着ければいいなぁと思っているところです。)
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【番外編】PISA2015の結果が公表されました(2016年12月6日)
【第10話】強者の論理(2016年11月30日)
【第9話】学びの先にあるもの(2016年11月14日)
【第8話】キャリア教育と進路指導(2016年10月29日)
【第7話】五郎丸さん(2016年10月14日)
【第6話】「お花畑系キャリア教育」は言われるほど多いか?(2016年10月1日)
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【第3話】キャリア教育とPDCAサイクル (2016年8月17日)
【第2話】教科を通したキャリア教育は難しい? (2016年8月2日)
【第1話】職業興味検査は使い方が肝心 (2016年7月31日)